ブレット トレイン

ブラピってば、コメディも上手いんだなぁ。

12モンキーズ』のブラピをコメディ仕立てにした感じ。

「だから双子でしょ?」と聞かれて、言い淀むブラピとか、絶妙に可笑しかった。

 

映画は、日本をアメコミ感覚で表現したつうか、そんな色彩で見せる架空の列車を舞台にしている。『ディック・トレーシー』のフラットな色を思い出すんだよ。

わたしは、何となく、この映像、好きだな。

 

「アクションコメディ」というような映画なんだけど、気がついたら、わたしは、大声で何回も笑ってたよ。

あのさ、ブラピとみかんのとこで、血が噴き出したとたん、大笑いしたの、わたしだけ?自分でびっくりしてる。

 

最後、マリアの登場は、わたしには、カタルシスだった。

セラピストに抱きしめられるような安心感。全ての煩わしさから解き放たれて。

 

めっちゃ笑って楽しんだ映画。うん。ブラピって素敵だなぁ。。

 

 

 

L&P

丸刈りの坊主頭だというのに、チェン・フェイユは非常にスタイリッシュだった。

 

 

技術的なことはさっぱり分からないけど、強いライトを、彼に当てている、と思うの。

白磁の様な肌に、うっすらとピンク色の目元、そして、坊主頭の首筋は儚い。

彼の演じるアウトロー的なキャラは、少年期の美しさを持っていた。

若干21歳、大人になりきる前のチェンフェイユを目一杯、カメラに収めている。

チェンフェイユありきのドラマだったよ。

 

第一話と、終盤が現在編。真ん中は過去編、学生時代になる。

わたしは、過去編を見なかった。

なんつうかね、囁かれている様な気がしたのね、現在編だけの10話分だけで充分に面白いよって。

うん。堪能したよ。

 

 

 

 

龍珠伝 ラストプリンセス

👇ヤン・ズーが最高に可愛い!

多々あるヤンズー主演ドラマの中で、一番、可愛い、とわたしは感激した。

でも面白い事に、ネットでは、このヤンズーを嫌っている人がたくさん居た。

理由は同じ、「傍若無人、忖度しない」。わたし流に言えば、「空気の読めないお転婆少女」だ。

日本で好き嫌いが大きく分かれるって、、面白いなぁと思う。

 

この物語は、稀有な名君、康熙帝の若き日に始まる。

清に滅ぼされたというより、内部崩壊した明国。ヤンズーと康熙帝のラブコメを縦軸に、明国残党の暗躍を『ミッション:インポッシブル』ばりに織り込んだ、なかなか面白い話だった。

 

親でもある師匠たちと15、6才の子供たち(明残党)👇

明の残党である師匠たちは、我が子を密偵として育て上げる。

15.6歳になった子供たちは、ミッションを果たすべく都へ出る。

その中でヤンズーは、みんなに可愛がられているものの、役に立たないみそっかす扱いだ。

実のところ、このみそっかすのヤンズーがミッションを成功させるのである。

そうして、みそっかすのヤンズーの純真さ、曇りのない目を通して、明復権にこだわる者たちの愚かしさを浮き彫りにしていく。

そういう組み立てのドラマのはずだった、と思う。

ところが明復権に執着する傲慢さは、明瞭化されない。

思うに、制作者側に、明残党を愚か者にするのはマズい、という忖度があったのじゃないかな?

そこかしこに露呈する明残党の間抜けぶりは、志のある立派な人たちという印象にすり替えられる。仕掛けは「ヤンズーの働きを誰も賞賛せず、別の者を褒める」という単純な方法だ。

 

わたしは、それでもこのドラマを楽しんでいた。

で、、最後。。いやあぁぁぁぁ、一切の説明なし。とんでもなかったのよ!

ネットでは、やんやの罵倒合戦、、うん、分かるよ、その気持ち。

 

まぁ、素直に推測すれば、政治力の高い、あの有名な皇太后が、隠れ家を襲わせた、と。

でも、それ以外の推測も2、3成り立つねん。

まったく、あたまくるよ。