2021年だ。
鶴を見に行った。
感想文を書いたTVドラマ30本の中からの選出です。
抱かれたい男優賞ノミネート
「鳳凰の飛翔」チェン・クン
「瑯琊榜」フー・ゴー
「教場」木村拓哉
「三生三世十里桃花」マーク・チャオ
受賞者…チェン・クン
非常にセクシーな男。
チェンクンは、根本的に女性にモテる(ウケる)雰囲気を出せる人。その彼が、そういうものを封印して、一途な愛を演じた。
その結果…わたしの頭の中はニンイー(チェンクンが演じた)でいっぱいになった。
オーマイゴッド…。
抱きしめたい女優賞ノミネート
「三生三世十里桃花」ヤン・ミー
「女子的生活」志尊淳(トランスジェンダーの役をやった男性です)
受賞者…ヤン・ミー
崑崙で修行していた頃の子供っぽいヤンミーが可愛くてたまらない。彼女のあどけない丸い目を見るたび、幸せな気分になる。
が、演技者である彼女は、しっかりした大人を表現したりする。
そうすんとわたしはだんだん寂しくなる。
愛さずにはいられないで賞
「スタートレック ピカードEP1」 のパトリック・スチュワート
葡萄畑と彼と愛犬。ピカードの佇まいがわたしの心に入ってくる。
特別賞や功労賞は、どうしても伝えたいあなたに対する愛情のことなんだな、と思う次第。
やっぱり好きよ大賞ノミネート
「鳳凰の飛翔」
「六龍が飛ぶ」
「チェオクの剣」
「孔子春秋」
受賞作品…「孔子春秋」
なんて言うか、孔子という人物の掘り下げ方、描き方が、わたしの好みだった。
孔子に対する中国人の愛情がシンシンと伝わってくる。
恥じらいを含んだ初々しさは少女の持つ特権のひとつ。この可憐さは、20代後半になると消えていく。たまに、可憐さの演出をする女がいるが同性から見れば、ブリンと痛い。
2014年。シム・ウンギョン主演。ジニョン、イジヌク。
この映画の時、ウンギョンちゃんは20代前半で、ナチュラルな可憐さを充分に持っている。
なのになんと彼女は!
恥じらいもエクボもかなぐり捨てて意地悪婆さんを演じた。下品ッの一歩手前に留めている!
素晴らしく面白い映画だった。
冒頭のナレーションから素敵だ。
言葉だけでは伝わりにくいものを、映像とタッグを組むことで、抜群の効果をあげている。思わず笑ってしまう。
棒ネタも印象的。
彼女が「男は短い棒で一生を棒に振る」としたり顔でつぶやく。その彼女の後ろを、彼女の孫である若者が通り過ぎる…。
これまでの出来事と相まって、もう、絶妙に…つまりアイロニカルな可笑しみなんだけど、思わず笑っちゃう。
アイロニーの側面には、可笑しさがあるんだなぁ、と今更なことを思った映画。(おまけにわたしはこの手の笑いが好きだって気がついた)。
「男は若い女が好きだ」というどうしようも無い事実と、タイムスリップの若返りとヅケヅケとした意地悪婆さん、そして底流にはイロニー。
イロニーを忘れてリメイクを作ってもダメだろうなぁ。おまけに他国にウンギョンちゃんはいない。(各国でリメイクされた)。
良い年を迎えようね!