ライアン・ゴズリング出演のコメディアクション映画。
時々「ブラック・ミラー」を見ているんですが、これはブラックユーモアで、わたしには…毒を食らうようなもんです。
わたしは…ブラックユーモアが分からないんですねえ。ユーモアとブラックユーモアの境い目もよくわからないわぁ。(過激なものがブラックユーモア?)
安部公房が「女の子がご主人様にびたんびたんと叩かれている。これを笑うのがユーモアだ」とか…とかとかとか(うろ覚え)言ってたと思うけど、わたしはユーモアが理解できないのか?
でも、確か、処刑されに歩いている死刑囚が光の差し込んでいる窓を見て、「今日は良い日だなあ」と言ったと。
わたしは、あらあ、こんなユーモアのある人を殺しちゃうなんてもったいないなあ、とそれを読んだとき、思ったし、まるっきりユーモアが理解できないわけではない…ね?
きっと、ユーモアって、すごくドライに見る、じゃないな、距離感?諦観?客観的?
いやあ、やっぱりイギリスってかアイルランド(発祥?)のユーモアは到底わたしにはわからない。
…まっ、ね、わたしにはファースがお似合いでしょ、と。
というわけで、「ナイスガイズ」です。
ゴズリングがバスターキートンみたいな情けない顔するんです。もうめっちゃ笑えます!そして間の取り方!もうめっちゃ可笑しい!
コメディやってた頃のトムハンクスはチャップリン型の目をキョトンとさせるやつで、ずっと最高だと思ってきたけど、ゴズリングのやり方もものすごく面白いです。
しっかり者の娘とラッセル・クロウの3人のコンビ、また見たいよおおおお!