ずいぶん前に、向井理めあてで見た映画。
向井理は「ハチミツとクローバー」に出ていた時とっても気に入った役者さん。
片思いの役だったんだけど、地味で目立たないんだけど、目を凝らしてよっく見ると、いいなあ、と思った人。その後、あっという間に存在感バリバリになって人気者になったけど。
この映画は、結構歳の行った姉弟が一緒に暮らしていて、たいしたことは何も起こらない。まあ、ふたりの恋愛模様は描かれるけど、やっぱり、平凡な二人の暮らし、という映画。
向井理は、ふんわりした雰囲気をまとっていてとてもイイ!
片桐はいりは片桐はいりしてた。でも、「ああ…そうなるって言ったでしょ」とか思いながら見てるうち、片桐はいりにガッツリ泣かされる。
見終わってみると、「イイんだ、肯定してイイんだ」、そんな気分をもたらす映画だった…。
わたしってばかだなあ。(いいじゃないそれで!そいで、肯定のハンコ、ペタン)
心配だなあ。(だいじょうぶ、OKだから。肯定のハンコ、ペンタ)って塩梅。
で、一体、この脚本を書いたのは何者?とか思うわけで、調べた。
西田征史って人で、「怪物くん」を書いた人なのね。(大野智の「パパあ!」がツボだった)。
この映画は監督、脚本の両方をやっていた。
で、彼のイタンビューをみっけ。
「いろんな生き方があって良いんだ」と言いたかった、と。(やっぱしぃ)
で、これを書いたきっかけは、50歳の引きこもりが70歳の母を殺した事件だった。彼曰く、「一見、異様な事件ですが、20年前には、30歳と50歳なわけで、そこには普通の暮らしがあったのじゃないか?」と。
二人がうまくいって、みんなで暮らせたらいいね。
おしまい。