不思議である。 ムカついたことや、怒っていることをブログに書くとウケる…。
これはどういうことなの?!負の感情は愉快なのかぁ?
つうことはどーでもよくて、わたしが動物虐待をした話をば始める…!
わたしの住む街のローカル紙にデカデカと不良少年の話が載っていた。なんでも、フラワーフェアー用の花壇の花をちょん切ったヤツがいたらしい。被害は数百本に及んだ。
いや、犯人は少年だと書いていたわけじゃないが、数年前に花壇を荒らした少年が補導された旨が記載されており、誰もが、犯人は少年だと思い込んだ。
ほどなくして、真犯人が見つかったとの一報が駆け巡った。
鹿だった。なんとなく皆は、新聞社の建物を睨みつけたと思う。
鹿たちは、広い野山からワザワザ街中まで出向くわけで、何故かというと、食べ物が綺麗に整頓された状態で提供されているからだと思われる。深い森の中をうろつくより俄然、環境が良いのだろう。
皆、花壇や家庭菜園の被害にあっていた。ときどき、強面のおじさんが鹿に石を投げつけて、大声で叫びながら鹿を追い払うのを見かける。
わたしの庭も桜の木がやられた。彼らは新芽を好んで食べるので、桜の木が枯れてしまうのだ。
ある日、庭に出ると、少年ぽい若い鹿がいた!こういう日のために、わたしは準備をしてきた。小石を10個用意しておいたのだ(鹿に近寄りたくない)。鹿に遭遇したら、この石を持って追い払う、と、既に頭の中でシミュレーション済みである。
わたしは小石をポケットに入れ、きゃあーぎゃーわあぁあわぁぁぁぁ言いながら、何故なら、子鹿とはいえ、巨体!なの!!!すんごく怖いのっ!!!!!
で、鹿は慌てて、動き出して、わたしは石を投げた!外れた。わたしは、鹿に1メートル半くらいまで接近。何故なら、わたしは走って追いかけるところに、鹿は途中で止まって草なぞをはむはむするから、わたしは急接近なの。
石を投げた!外れた。1メートル半の距離を外した。
10個、きちんと投げつけたが、全部、外れた。
鹿は残念そうに何べんも振り返り立ち去ったけど、わたしは、心を整えてから考えた。
どーして一個も当たらなかったのか?
ふと、手を見る。
震えてやがる…。
庭はその後、柵で囲われ、わたしの動物虐待は一回で終わった。