持たざる者と持てる者、その集まりが社会だ。
けれど社会は、公平さを重視する。機会だけは、能力があろうがなかろうが均等に開かれている(はず)。
なんでこんなことを言っているかというと、2、3回立て続けに「女の子が自立を求めず、トロフィーワイフを目指している。それでいいのかい?」というような記事を読んだから。
おまけに、NHKがアンケート調査を公表したし。
2018年、全国の16歳以上の5400人を対象に個人面接法で実施し、50.9%にあたる2751人から回答を得ました。
この中で、結婚についての考え方を尋ねたところ「必ずしも結婚する必要はない」と答えた人は68%、「人は結婚するのが当たり前だ」と答えた人は27%でした。
年代別にみますと「必ずしも結婚する必要はない」と答えた人の割合は30代が最も高く88%に上った一方で、最も低いのは70歳以上で、43%でした。
また、結婚と子どもに関する質問では「結婚しても、必ずしも子どもをもたなくてよい」と答えた人が60%、「結婚したら、子どもをもつのが当たり前だ」と答えた人が33%でした。
残念ながら男女比については言ってなかったけど、面白い。
詳しい分析や推論についても知らないけど、なんつっても、「結婚はしなくちゃいけない!」と思う人が、30%を切っていること。面白い。
フランスなどはとうにこうした状態みたいで、状況が同じかどうかは知らないけど、ついに日本も、という感慨が…。
昔、1980年代?の頃は、盛んに女性の自立が言われて、女性も個人としての生き方を求めるべきである、と言われてた。
そして専業主婦は夫に従属していると。
今でこそ、主婦業も経済換算が行われ、それなりの地位があると思うけど、まあ、昔はそーだったのよ。
それで、今現在、地域格差のおかげで、私の住む地域では、若者たちは結婚をすると共稼ぎでないとやっていけない。
女は働くのが当たりまえになっている。だからわたしは、結婚観が相当変化してきている、と思っていた。
そこへもってきて、トロフィーワイフの話を読んで、もっすごくビックリしたのよ。
まあ、経済格差だけじゃなくて、それ以外の理由を考えてみたくなるしょ?
もし、誰もが同じ能力ならば、女たちは、個人的な人生の充実を図るのじゃないかな、と思う。
けれど、女ってのは、現実的な生き物なんで、自分に見切りをつけるのも早い。ならば、もう一つの選択肢、「結婚という仕事」を選ぼう。二人で苦労を分かち合うのも楽しそうだと考える。(恋愛結婚のイデオロギーは抜きに考えてます)。
つまり、結婚と己の限界は複雑にリンクしてるよね…って思うの。
で、トロフィーワイフ。これは自分の能力を最大限生かそうとする女ではないかと。
だって、教養があり、美貌で、従順。これに磨きをかけると。
なんかくだらないこと書いてるよね…。
まあ、でも面白いことに、能力のある者、ない者にかかわらず、「しあわせ」ってやつは、実に平等。
だから私は片隅で質素に屈託なく生きていける。
うーむ。何か、欺瞞の匂いを感じる。自己欺瞞の。わたし何を誤魔化してる?