スタトレ作品には、よく父と子の物語が出てきます。
「新スタートレック」
やっぱり、子育てというやつに、世界中の親は思い悩むんだなあ、とスタトレを見ながらしみじみ。
子供の出演は、子供の観客層がターゲットなのかもですが、大人を狙ってるなあ、と思います。
子供の反抗や問題に、理想的な父親像として、艦長が対処します、概ね。
彼は時に失敗もしますが、結局は子供から信頼されます。
大人は、子供から信頼される存在として描かれています。もう、これがアメリカですよ!
「ディープ・スペース・ナイン」
こちらのディープスペースナインに至っては、司令官が子連れで赴任します。
この男の子、可愛かったです。
司令官は子供を見守るタイプでしたね。
ウチのR(夫)と子供達は仲良しです。
Rは、彼らに全く関わらなかったんですが(いわゆる父親不在です)、彼らが大学生になったあたりから、関わり始めて、今では、仲が良い父子です。
アメドラなどでは、よく不良娘や息子が父親に「アンタは家にいなかった」と言いますが、わたしは、いつも、それが原因とは限らない、と思いながら見ています。
子供の気質、両親の気質、それら双方が対面することによる変容、また、環境の影響、変容のデータは無限大でしょう…?
「ヴォイジャー」
ヴォイジャーの艦長は女性です。
彼女はみんなのお母さんでした。上の女性は、ボーグのセヴンです。艦長は彼女をボーグから救って、成長させました。
わたしは、このセヴンがすんごくすんごくお気に入り!
「エンタープライズ」
タッカー機関長です。スタトレの中で、一番好きです。
エンタープライズの艦長は、偉大なる父像ですねえ…。
テロの影響はあると思いますが、それにしても、艦長は、信念を曲げず、正しいことを最後までやり抜くわけです。
いませんよ、こんな人。
艦長は、士官みんなの偉大な父親でした。いやはや、です。アメリカ人以外、誰がこうした人物像を描けるかっつううの。
面白い国です。
エンタープライズの艦長が手こずった子供たちが出てきます。
彼らは優生人類で、知力体力ともに、艦長たちを上回っています。
彼らは、艦長の説得に耳を貸しません。信頼してないんです。
どんなに子供が荒れ狂っても、大人を信頼していれば、いずれ大人のもとに帰ってくる。この物語が暗に言わんとしていることはそういうことでしょう。
私の息子たちも、とうの昔に私の知力と体力を超えたわけで、一度、聞いてみたいものです、私を信頼している?って。
ふむ…。
そういえば、今でも、言われるのよねえ。
「地震の時、僕を置いて、先に逃げた!」って。
いやあ、覚えてないんだよねえ。あまりに怖くて…。
イメージにあるのは、ちゃんと私が最後だったんだけどな。
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そそ。スターを外すことにします。
読んで回るブログがどんどん増えて、新しい人がスターをつけてくれたら、それもみて回って、って、増えすぎちゃって。少しでも減らそうと思って。