むしろ惹かれたのは、 コンテッシーナ…。わたしのばあい。
Hulu
コジモとコンテッシーナ。
seicolinちゃんのレビューを読んでさっそく見たぁ!
かの、あのそのメディチ家のお話です。
メディチ家の基盤を盤石なものにしたと言われるコジモ・メディチの物語。(祖国の父、とか言われている人です)。
物語は、壮大なソープオペラ風フィクションで味付けされています。
コジモは若い時に、洗濯女に恋をします。
もちろん、彼の両親にあっけなくぶっ潰されるわけです。
そしてコンテッシーナとの政略結婚。
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めんどいことを言えば、この当時、恋愛と結婚は結びついていなかったはず。
当時の権力者にとって結婚とは政略結婚でしかなかっだろうし、名家の娘たちは、そのための教育を受け、(大きな括りとしての)仕事上のパートナーになっていきます。
だから、なんていうか、現代の女性より彼女たちは自立していたような気がするし、事実、歴史のなかで、女でありながら権力闘争や僭主になったりって、多くない?
まあ、まともに考えれば、ドラマ版コジモのように下層の女と結婚できなくて大傷心とはこれいかに、だしょ。
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でドラマの話です。
コジモはとてもとてもコンテッシーナに冷たい!
だんだんと彼女に敬意を抱くようにはなるものの、奴隷女を愛人にして邸に入れちゃうし。
コジモがベネチアに旅立つ時、コンテッシーナは階段の上から見送る、精一杯、胸を張って。
なんと切ない……。哀れ。
コンテッシーナがコジモの愛人に意地悪するシーン。
「司祭の服を用意しなさい、コジモの部屋に。」って命じる。
もちろん、愛人にそんな知識はないわけです。間接的にコジモに思い知らせてるんだなぁと思います。
コジモ役のリチャード・マッデンはいつも困ったような顔してる。
「ザ・チューダーズ」のジョナサン・リース・マイヤーズの方が好きだな。
「ザ・チューダーズ」のジョナサン。
「チューダーズ」マジで面白かったです。
そそ、コジモの父親役のダスティン・ホフマン、 たくさんは出ていないのに、心に残ります。
なんていうか、映像に溶け込む、というか…葡萄畑のシーンでも、風景の一部なんです、風景も彼に加担しているんです。