カメラを止めるな

 黄色の映画ポスターが嫌いで…でもやっとこ観ました。

 ネタバレ注意

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めっちゃ上手い脚本だな、と思ったですよ。

 

ところで、どーしてこの映画は「ネタバレ厳禁」なんですか?

ネタバレになる様なところないんと違いますか?

でもまあ、「ネタバレ厳禁」は宣伝だと思えば、納得なんですが。

 

 上田慎一郎監督、脚本。2018年。予算300万円のインディーズ映画。コメディ。

濱津隆之真魚

 

なんだかなぁ…の中盤、劇中劇のはふっ…?なところ、一癖も二癖もある役者たち、これらが、怒濤の後半、笑いの中に全て回収されていきます。

 

劇中劇のラストショットを見たときは、ふぅーん、くらいだっったものが、映画のラスト近くで見ると、もう感動です! 

血だらけの女の子が引き締まった顔で上を見上げています。

それは役者としての彼女が達成したものということなんですねぇ。

 

そうして騎馬戦みたいな土台のシーン、めっちゃ応援ですよ。

ゾンビメイクの丸い白い目も訴えかけてきます。

スタッフもキャストもみんなが一体となってものすごく頑張っている、それがガンガン、きます。

 

でも、頑張っているよ、というところを見せる作りなんですね。

ブラックパンサー」もみんなが映画を成功させようと頑張っているのが伝わってきたもんですが、でもそんなシーンを直に見せているわけじゃありません。

 

父親の映画のために大活躍する娘も、中盤のシーンがあったればこそで、ワクワクします。つまり、何を言いたいのかというと、ほんと上手い脚本だなぁ、と私は思ったわけです。

 前半に興味を掻き立てられたんです。どーしてこんなものが日本中で大ヒットなの…と。

しかしそうこうするうち、後半のスピードと笑いに突入していきます。ライブ撮影のハプニング、いやあ、ハプニングって可笑しい。 最後まで見てよかった!

 

等身大の、つまり身近に感じられてしまう、四の五の言ってたはずの登場人物たちは力を合わせ、わたしは応援させられ、爽やかです。

……ね。なんも言えないしょぉ。…結構言ってる?\( ˆoˆ )/