嵐の「Journey to Harmony」

私どうして嵐 好きなのかなぁ…。

  

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 嵐が歌った「Journey to Harmony」がとても良かった。

この歌は、菅野よう子氏作曲の組曲「Ray of Water」の第三楽章に岡田惠和氏が作詞したもの。

 

昔、息子を連れ出して「お前の好きなジャズのCD買ってやるから、嵐のCDを買って欲しいのよ」ってことがあった…。レジに自分で嵐のCDを持っていけないのよ。恥ずかしくて。

ちょうどその頃、翔くん(嵐)が「最近、中高生の男子がCDを買ってくれる事が多くなった、って聞きまして、嬉しいです」と言っていたけど、うーん、そうかぁ…と思ったよ。わたしが息子とショップにいた時、似たような親子が居たからなぁ。その母親と思われる人は、子供からお釣りとCDを受け取って嬉しそうにしてた。

ま…、そんなに嵐の歌が好きなのかといえば、これははっきりと違うんだな。(一回聴けば充分)わたしが買って少しでも売り上げを伸ばさなくちゃ、という気持ちなんだ。

 

 嵐に惹かれるのは何故だ、とむかし考えてしまったのは、我ながらとても不思議だったから。わたしは、ロリ的少年愛の性癖があるわけでもなく、イイ男だと感じるのは年相応なのである。

 

これを考えるとき、思い浮かぶ光景がある。

わたしが高1のときだ。クラスにワタル君と呼ばれている男子がいて、休み時間や昼休みに彼の周りに4、5人の男子が集まってワイワイやっているのだ。笑ったり、小突きあったり実に楽しそうだった。

わたしはいつも彼らが羨ましかった。

たぶん、わたしが嵐に惹かれるのはそれに似ているのだ。結局、女子の周りには、異性愛的な匂いがまとわり付いている。わたしはそうではない彼らのようなホモソーシャルな関係、つまり呼び方は友情でもBLでもいいけど、そうした関係を見るのが愉しかったのだと思う。

まぁ、よく言われているのかもしれない、女子は関係の中の物語を愛でる、というのは。それでもこの感じが嵐❤️の解体にビッタシくるんだよ。

 

嵐には5人の男子がワチャワチャやっている雰囲気があり、ファンたちは、彼らの中に妄想上のペアを作って楽しむ者が多かった。

例えば、翔潤コンビは翔くんがツンツンしていて潤くんははーい、という感じ。

リーダーと潤君のコンビは一番年上と一番年下なので、リーダーは、こうするぞ、みたいに言うが、潤くんは、ヒョイっとその命令を飛び越えて好きにやる、みたいな、ね、物語をファンは楽しんでいる。

また、嵐もそれがよく分かっていて、ペアで汗を拭きあったり、そういうサービスをするんだ。

 

まあ、でもそれも、深夜放送だった「嵐の宿題くん」が終わる頃には、彼ら自身もだんだんと歳をとり、少しずつそうした要素が消えていった。

だから、わたしもだんだんと嵐を忘れていったけど、やっぱ、紅白なんかは嵐のために見た。(だってわたしが見なくちゃファンが減るでしょ?)

昨日も、息子が言ってよこすわけ、「今日嵐の歌あるね」って。おかげで、知らなかったけど、ライブで見られた。

 

 


【嵐】奉祝曲 組曲 「Ray of Water」 『journey to Harmony』