とても好きなカフェ

「映画どころじゃなかったよ!」と子供が言ったのは、こんなカフェだった。  

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ここはわたしのお気に入りのカフェ 。老若男女がゆったりできる。席と席の間が広いので子供連れもok。トイレは車椅子で入れる。つまり、ここはユニバーサルデザインなんだな。あ。奥の曇りガラスの向こうが喫煙スペース!えへへ。

 

 

 例によって写真を撮り忘れて食べちゃったが…なんだろ?わたしは食い意地が張ってるのかな?すぐ食べたいんだよねぇ。

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 アサリのパスタ。☝️貝の身が肉厚でふくふくしてたので最初に食べちゃった。

 

 こちらは⭕️!食べかけではない。ナンで野菜や生ハムを包んだもの。

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 美味しいんだけど、食べずらいったらない。

 

あ。冒頭の話。

昔、映画好きが集まって、自主上映のような事をしていて、付き合いで、家族で観にいっていた。既に観た映画がかかることもあったが、「海を飛ぶ夢」というのは始めてみる映画だった。Rによれば「とても良い映画らしいよ」ということなので、家族4人で行った。そしてくだんの少年もいた。映画の会場に行くたびに出会う少年で、いつも楽しそうにしていてどうやら招待されているらしい。彼は痩せ細り、点滴付きの車椅子にのっている。腕と首以外、動かないようだった。

私たちは一番後ろの席についた。その真後ろが車椅子の少年である。

 

少年は何と最後まで居た…。

私たちは這々の体で会場を後にした。

カフェで皆口々に、首がつっただの、肩が固まっただの、言い募った。

その時に「映画どころじゃなかった」と下の子が言ったのだ。

 

 

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海を飛ぶ夢」は実話に基づいていて、首から下が麻痺している男性が自殺する話。