アイツと身体が入れ替わっちゃった👇
上の二人は幼なじみで親友。
ベイトマンは苦学して今の地位を築いたエリート弁護士。既婚。
レイノルズは…ほぼ、ほぼニート。たまにCMの仕事などをしている。が、188cmのイケメン。独身。
デヴィッド・ドブキン監督、スコット・ムーア&ジョン・ルーカス脚本(ハングオーバーの脚本家コンビ)。2011年。
とても出来の良いコメディだった。
「ハングオーバー」の脚本家コンビなのだが、ハングオーバーとはえらく違う。
ドブキン監督は「ジャッジ裁かれる判事」などを思い起こしてみても、人物の描写が手厚いなぁ、と思う。内面の揺れをきちんと画にする。
「ボクがアイツの奥さんとベッドにいる!」それはまさに喜劇的状況なのだが、ドタバタ劇というより、監督は、ボクのあり得ない経験、選択にまつわる心のあやを見せていく。
この映画では二人の男の変遷を目撃する事になる。
女性にはあまりない感覚だと思うんだけど、 男性ってのは、30過ぎくらいで、勝ち組で、奥さんと子供たちが居て、一見しあわせであっても…「ちょっと待て!今通ったセクシーな女、俺に微笑んだ。俺は、もう、何十億といる魅力的な女とヤれないのかぁ…」という嘆き、悲痛な叫び、がある。…でしょ?
まぁ、この映画の根底にはこの偉大なる疑問が流れていまふ。\( ˆoˆ )/
家が貧乏だったベイトソンは、働きながらの勉学だったわけで、子供らしい遊びや楽しみをスルーしてきた。
入れ替わっているので心はベイトソン、見かけはレイノルズが、水族館に行く。
十人くらいの子供たちとレイノルズが水槽に見惚れている。彼は口を半開きにして子供たちとおんなじように見惚れている。
とても可愛いシーンだった。
女神の彫像が憂い顔だったり微妙に微笑んだりするのも、面白い。女性に対するエクスキューズかい?何せ、彼らはこの女神に立ちションする。しかし二人の入れ替えをやったのはこの女神。w。
そして
兎にも角にも、二人はきちんと自分の居場所を見つけて終わります。
女優達もものすごく良かったなぁ。
あ。序盤、下品な下ネタが連発される。ネットによるとそのせいでDVDスルーになったとか。ホントかい?