“手”の物語。ネタバレ注意!
Netflix アニメ2019年
ジェレミー・クラパン監督、ギョーム・ローラン原作(「アメリ」の脚本家。
ダン・レヴィ音楽(「 I lost my body」サントラ)
アニメと音楽のコラボが不思議なほど新鮮。
お話は、
事故で体から切り離された“手”が、元の体を探してうろつきながら、過去の出来事を思い出していく。最後、体に辿り着いた手は、今現在の出来事を目撃する…。
“手”は記憶であり心のメタファーなんだ。
この意表をつくプロット、どことなく薄気味悪い作画と素晴らしい音楽の力と三拍子揃った時、あっぱれな映画になるのだなぁ。
たくさん賞も取った作品。でも…わたしはこの映画、好きではなかった…。なんつうか、ある意味、とても屈折したお話。
手の持ち主、彼は、恋をした。
とてもとても孤独な宅配の青年は、インターホン越しに話しただけの女性に恋をする。
彼女の後をつけて彷徨くうちに青年は女性の叔父のもとで働くことになる。
その後、少しずつ仲良くなる二人なのだが、ある日、青年は決してやってはいけない事をやる…。
自分はあのインターホン越しの宅配人だと話すのだ。彼としては軽くコクった、くらいのつもりだったのかもしれない。
…がっ、女にとっては、これはメタメタ気持ちが悪い。ろくに話したこともない男につけまわされていたのだ。ストーカー男に言い寄られる女性の嫌悪感を青年は全く理解していなかった。
相手を理解する気もない青年。
子供を乗せているのに車の窓を閉めない親。
悪意のないミスにまつわる出来事や罪悪感だけを取り出して、ただただ含みなしに見せていく。含みを持たせる役割は音楽。そういう映画だった。
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」 2019年を見たよ。
ひとつ分かった事がある。
トム・ホランドをメッサ可愛いと思ってきた。特にトニー・スタークと絡んでいるトムが!
ところが…トニー亡き後、このトムが可愛くない!
ウジウダしたガキってわたしきらいなんだなぁ。
最後、トムが自分の使命を果たそうと頑張りだしてからは、楽しかったけど。
結局、わたしは、トニーに見惚れていただけだったんか…?
トニー・スターク☝️