中国の美意識

衝撃を受けた。もちろん、わたしが知らなかっただけだ、ということは言える。

 

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☝️瑯琊榜、梅長蘇の家。

中国の文化的な美、なんというか伝統的な美、建築物とか調度品とか衣装とか町並みとか、が美しい!中国の歴史ドラマを見ていると。

翻って思うに、一体、今の中国のデザイン界とか美術界とかは、世界でどういう評価になっているの?と思う。

 

ふと気がつけば、わたしの好きな京都は長安をモデルにしてたらしいと思うし、日本の伝統的な美といったものは、中国の影響をうけているだろうし、つまり中国って、おやびん、じゃないか!

西洋がローマ、ギリシャ文化をかざすとしたら、アジアって、中国って国があったんだと、わたしは、今更ながら衝撃を受けたんだ…。

中国ドラマを見ながら、コレがナマモノ(本場)の美意識か!と思うにつけ、わたしは震えがくる。

 

「瑯琊榜」というドラマに出てくる建物は、ミニマリズムぽいシンプルな作りで質実剛健といった風情。そこに、舞台美術の担当者(だと思う)は薄く助ける簾のようなロールカーテンのようなものを下げている。

堅固な構造の建物に繊細な透明感を与えていて、とてもとても美しい。

 

古代、ん?唐の時代などの建物は自然も生活空間として、建物とひと続きに考えられている。

目新しい考え方ではないが、それが徹底しているんだ、時代劇ドラマを見ていると。

「扶揺」「白華の姫」などの建物と空間の作りも見ていて楽しくってしかたない。

 

現代の技術やデザインを勉強した人たちが作り上げているのだろうが、もんすごい底力…伝統文化の奥深さってやつでしょうか?なんか、すごいんだ。

文化革命の時に伝統的なものはずいぶん失われたと聞くけど、どうなってるんだろうなぁ。