Yes means yes

「嫌だ。嫌だって言ってんでしょ!ばかやろおー。」 とっ、言えない女子が問題なのね、日本のばあい。

 

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肉qさん(=猫pさん)の記事を読んで感激し、不同意性交等罪について少し調べたので、メモしておく。

 

 

2019年、 19歳の娘に性行為をした父親が、名古屋地裁の一審で無罪になった。

無罪理由は「抵抗できなかったとは言い切れない」みたいな事だった。

 

つまり、日本の法律上、罰から漏れる性犯罪者がいるということ。

海外でも事情は同じらしく、ドイツで新たに採用された法律は、被害者が「NO!」と言ったと言えば、殴られた後が無くても、脅迫されていなくても、性犯罪者を裁く事が出来る、というものだ。

 

もうひとつは、スウェーデンかで採用された「YES!」という「同意がなければ性行為は全て犯罪だ」というもの。

 

「NO!」のほうは、性犯罪者が相手から拒絶されている事を認識し、なおかつ、被害者が拒否した証拠を必要とするらしい。

被害者にとっては過酷な取り調べになる。

 

「YES!」の方は、ヨーロッパで、若者たちが女の子を輪姦し、その動画が出回ったそうだ。

「ひゃほー!」と浮かれた若者たちは、女子が無抵抗だったため、ごく軽い罰で済んだそうだ。

そこで出てきたのが、この「YES!」。「同意がなければ性犯罪になる」という法案なのだ。

 

また、これと同じ事が、日本の現行の法律で可能らしい。

名古屋地裁での事件は、高裁で逆転しており、それは、現行の法律を広く解釈する事でなされた。だから、法律家のなかには、不同意性交等罪は必要ない、と考える人もいるようだ。

 

けど、同じようなら「同意なき性行為は犯罪だ」は、性犯罪者予備軍に対して、啓蒙的やん!

こっちが良くない? 

法律の問題とフェミニズムの問題が混ざっていて、混乱するけど。

 

んー。

性犯罪者予備軍、以外の、多くの男性たちは、「なんだかなぁ」と思うだろうけど、想像以上に性被害者は多い。女たちは黙っているだけなんだよ。(わたくちの印象ではありますが。)