超能力を持った少年少女が孤島に集められ、生活している。
というワクドキな説明がついていた。「無能なナナ」👇
2020年TVアニメ、原作るーすぼーい。
1話のラストで、おー!そうきたか!と喜んで、5、6話をポンポンと見ていたが
…飽きてきた…ので、端折って最終回を見た。
にゃんと、わたしは泣いてしまった。
このアニメは、
ストーリーは子供向け。でも、表現が…カット割り、というのか、とても記号的でそれが面白かった。非常に心理描写が上手かった。
ネタバレ注意!
アニメ映画 、
「GODZILLA怪獣惑星」「GODZILLA決戦機動増殖都市」「GODZILLA星を喰う者」の三部作を見た。
2017年〜18年ポリゴン制作。監督、静野孔文。脚本、虚淵玄。
なんつうかなぁ…
綺麗な作画はエンタメ性が高く、
ゴジラ打倒に燃えるハルオのストーリーは、とてもミニマムな展開。
エンタメとミニマム、この2つが噛み合わない感じ。
ゴジラ2は、面白かった。
1のとき、どうしてハルオのキャラを膨らませるエピソードを入れないのかなぁ、と疑問だった。主役のハルオは、大抵、シンプルに怒っているか、怒鳴っているかで、わたしは嫌いだった。
3で、疑問が解けた。
つまり、ゴジラは、「増悪」の象徴で、文明がもたらす悪、その根っこにすくっている増悪こそが、人類を破滅に導いたらしい。
でもって、ゴジラの覚醒には、ハルオのゴジラに対する増悪がトリガーになるんだと。
ハルオのキャラは、増悪成分99%というシンプルさなので、感情移入出来ないように作ったのか。
ラスト、平穏な日々が戻る。
知的好奇心に満ちた科学者が文明を取り戻せる、と喜んでいる。
それを聞いたハルオは、文明の立て直しに必要な兵器に乗り込み、ゴジラに突っ込んだ。ハルオ爆発!
ぶっちゃけ、人類の好奇心がなくなるはずがない。フツア族のように、アニミズムで満足していられるはずがない。
人類はまた、繰り返すだろうことの暗示がぷんぷんしている。
唯一の救いは死なんだと、エクシフの巫女?が言うんだ。
…もうさ、途方もなく、ペシミスティック。
そして
増悪と文明の害を結びつけた飛び蹴り離れ業…が腹立たしい…。
…で、感想文は、終わるはずだった。
ちかしぃ!わたし、まだ怒ってる、ハルオに。
ハルオは独りよがりに人類の未来を憂いて頭を抱え、独りよがりな悲壮感にジタバタする。
ハルオは、文明の芽を潰そうとしていた。周りガン無視のハルオの行動に、「どうしたんだ?」と、科学者が聞く。
ハルオの子供がお腹にいるフツア族の娘も「どうしたの?」って聞く。
ハルオ、話せよ、話してみろよ、とわたしは思わず画面に言ったよ。
ハルオは、独りよがりな大義の為に、彼らの価値観や倫理を踏み潰すんだ。
それぞれが違ってる、それぞれの人々の小さくてちっぽけな思いや価値観を大事に扱えない、ってことが、ゴジラを生んだんだよ。
まぁね、ハルオのキャラは、倫理観の欠如を炙り出したかったのかもねぇ。
(・・)