caravanという曲が好きだ。わたしは昼下がりのステップを踏む。
ウキウキしながら、思い出した、まだ、会社勤めをしていた時のことを。
電話が鳴った。本社の木村さんだ。
「こんばんは、木村さん。」
「え。えぇ、、knoriさん。こんばんは、って、、。
こんばんは、はヘンでしょう?まだ、4時!」
東京の木村さんと、北海道のknoriは、それぞれ電話口で仰天していた。
わたしの住む町では、冬になると日が短い。
最短で、3時48分に日の入りになり、少しずつ日が長くなっていく。
つまり、
knoriの街では、ネオンが瞬いていた。
木村さんの街では日差しを遮るためにシェードを下ろしていたという。
その後、木村さんとは、このネタの応酬が続いた。
わざわざ4時過ぎに電話をかけてきて、「こんばんは、knoriさん!」と嬉しそうに言うのだった。
おっと、もう日が落ちる。
なんでこんなこと思い出したんだろ?
木村さんは元気かなぁ。
caravanは終わっていた。