片隅のクリスマスツリー

「冬休みはイタリアで過ごそうか?」

 

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なんて、文化圏もあるだろうけど、わたしが子育てをしていた町では、子供のためのイベントはだいたい決まっていた。

クリスマスはツリーを飾ってケーキを食べ、夏休みはキャンプに行った。たぶん、その地域の人は、皆同じような事をしていた。

これがどんだけポリシーと無関係かというと、子供が巣立った親たちは、これらのイベントを忘れ去る。クリスマスツリーはしまいこまれ、キャンプ用品は物置でホコリをかぶる。

 

ある時、賑やかなクリスマスシーズンの街を歩いていたら、なんだか寂しくなった。

わたしはクリスマスツリーを出した。以後、毎年、飾りを替えて、小さなクリスマスツリーを楽しんでいる。

Rとわたしだけの楽しみだ。Rは唯一のわたしの理解者なのだ。

 

「今年は、ネックレスを飾ったよ。」

「あ。気がつきませんでした。」

「……。」

 

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と或る店で、クリスマス用オーナメントに混じって、邪教のフクロウ🦉が並んでた。

おもいっきり抵抗してた。

すごくユーモラス。