長相思/33話〜48話/その3
あの頃、私たち、仲良し組は、まだ若くて、心も身体も弾んでいた。

さよなら、👆貴族の「遊び人」
当時、わたしたちは、こんな会話をしていた。
「ねえ、ねえ、あれ、見た?」
「うん、見た、見た。」
「どうしてさ、、男の人は、<君には幸せになって欲しい>って言うの?そんなことを言うくらいなら、お前が幸せにしろよ、って思うしょぉ?」
わたしたちは、口々に、「そうだ、そうだ」と、言い募った。
、、なんと、、わたしは、つい最近まで、そう思っていた。
だけど、今は、自分の浅はかさが身に染みている。
「長相思」の相柳(妖怪)が、私たちの願望どおりの事をやってみせたのだ。
彼は、彼女を幸せにしようとした。

しかし、2人は決して結ばれない。
相柳と、彼女の従兄は、いずれ戦うのだ。
彼は、こう考えている。
自分の愛が、彼女を苦しめるのなら、他人のままでいよう、と。
だから、
彼女は、相柳の献身的な愛も、彼の犠牲も、彼がしてくれた事は、最後まで何も知らないままだ。
彼女は、相柳への愛を深い深いところにしまい込んでいる。まだ、苦しみも未練もない暖かさだけの愛。
ある日、
「好きな人は、生涯を共にできる人だ」と言う彼女に、相柳は、霊力を使って彼女の心を開いた。
「葉十七(若様)と結婚したいか?」
「うん」
「生涯を共にしたいのは誰だ?」
ところが彼女は答えられない。彼女の心に、ブロックが掛かっている。彼女は、気絶した。
しかし、、もちろん、彼女が言いたかったのは、「相柳、あなた」だ。
一度、無意識に彼女は、相柳を誘惑した。
水球を彼に送り、、水球の中は、2人で海の中を散歩した思い出が再現されている。
海の上で、相柳は、贈られた水球を見ている。
人魚が手を差し出している。
相柳は、思わず、水球の中の差し伸べられた手に指先を合わせた。
相柳の視線の先には、海岸で、待っている彼女がいた。
彼女を、相柳はただ、ずっと見ていた。
妹に何をしているのかと聞かれた彼女は、「わからないの。運命を待っているんだと思う」と答えている。あの時、彼女に、どれだけの覚悟があったのかは、分からない。
相柳の霊力の源は、雪だ。姿を消したり、戦う時に雪が舞い散る。
純白の雪のように美しい、と言われる彼の身にはチリひとつ付いていない。
薄汚い小男に変身している彼女に「お前、風呂に入ったか?」と相柳が聞くシーンは、なんとも可笑しかった。
彼女は眠っている相柳の顔に炭で落書きをした。思い出してはよく笑っていた。彼女は、清水鎮の頃が一番幸せだったのかもしれない。相柳がいて、若様がいた。
相柳は、彼女を若様の元へ送り出した後、ペットの毛球を相手に酒を呑み、
「小六(姫)は、ついに十七(若様)を手に入れた」
「祝い酒だ」と盃を掲げた。
毛球はうつむいて小さく首を振った。
この事件の時、相柳は、貴族の「遊び人」を、消し去ってしまった。
相柳は、死地へ一歩ずつ、歩みを進める。
わたしは、「遊び人」が好きだった。
洒脱で飄々とした「遊び人」はよく表情が揺らいだ。
彼女は、ぽつりと「あなたを救ったのがわたしだったら良かったのに。。そうすれば、あなたは自由だった」と呟いて、彼を動揺させるのだ。
そして、相柳は、必ず、そういう時には、彼女を馬鹿にしたり、突き放したりする。
彼の痛みや寂しさは、視聴者にだけ見せられるのだ。
相柳は、可哀想な男だ。
わたしは、こんなに可哀想な男を見たことがなかった。
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想いが溢れたから蛇足
👇は、わたしの最初の一推し、若様。

彼は、超がつくイケメンの新人俳優。
だけど、中国でも途中から、相柳の人気が他を圧倒したらしい。
今では、相柳を演じた壇健次は人気者になった。彼のコンサートは、チケットの入手が困難なほどらしい。
2016年に、彼は脇役でデビューして強い印象を残した。
上のイケメン若様は、デビューして、1、2年だというのに、次の作品は、もう大作の主役だ。
。。不思議だ。
でも、中国ドラマ界を見渡せば、若手の女優たちは、170cm前後、男優たちは、182、3cm以上だ。
壇健次は、174cm。
関係があるのか無いのかは、分からない。
彼はダンサーで歌手で俳優だ。
ヒップホップの硬質なダンスもすごいけど、
特に、こういう👇ラテンダンスの要素が入ったダンスはとても魅力がある。