ランチで話題の檀健次
友人たちは、仕事で成功したセレブ系なんだ。

わたしは、ね、10回以上、転職を繰り返した甲斐性なしョ。
いつも、粘り強い人を尊敬のまなこで見上げている。
先日は、彼女たちと、ランチの待ち合わせだった。
わたしは、デニムのワイドパンツをはいてった。👆
彼女たちは口々に、
「knoriは若いねえ、心がっ」
「そぉ、気持ちがねっ」
と、さんざめいて笑ってる。
このデニムを店員さんに勧められた時、「これは、裾を地面に引きずって、ワイルドにはきます」と言われたんだ。
さすがに、裾は切ったけど、
裾を引きずったまま登場したら、ウケただろうな。彼女たちに見せる前に裾上げしたことを、少しばかり後悔した。
和食は久しぶりで美味しかった。付け合わせにも、丁寧に柚子で香り付けをしていた。
誰かが、お勧めのドラマを聞いてくる。
わたしは、ためらったよ。
好みなのか、なんなのかは分からないけど、昔、自信を持って勧めた「瑯琊榜」で酷い目にあった。
難しくて1話の途中でヤメタ、とか言うんだ。
難しい、、ってなに?わたしは真面目に頭を抱えたもんよ。
たぶん、謎や関係の不明瞭さ、といった、このドラマの大きな魅力が、嫌なんだと、思う。
わたしのように空っぽじゃなくて、疲れていたら、くそっ喰らえなドラマなのかもねぇ。。
従って、わたしは、慎ましやかに、ものすごく好きなダンサーを見つけた、と答えたよ。
わたしは、昔、
マイケル・ジャクソンから始まって、ジョン・トラボルタ、Rain(ピ)のダンスに惚れ込んだことがある。
「好きになるダンサーは、もう、現れない、と思ってたのにねぇ。
檀健次(タン・ジェンツー)を見つけたよ。彼のダンス、もっすごい好きなの。見て見て。👇」
後ろ向きのウォーキングダンス、可愛いよ」
※もしかしてウォーキングダンスを真似してみた人に、むかし見たビデオの話を。
Rain(ピ)は、アメリカの高名なヒップホップダンスの指導者から訓練を受けた。だけど、指導の8、9割は、筋トレだった。
「この、檀健次のダンスも、好きだよ。」
「彼はね、<実力はあるけど人気のない歌手>という業界のレッテルに封じ込められていた人よ。それが、2年前にドラマ(長相思)で人気が出て、今や、水を得た魚なん。」
「なんてこったい…」
顔あげると、みんなはイーロンマスクの動画を見ていた。
「ちょとぉ、聞いてくれる?。。聞いてるぅ?」
「、、でね、面白いのは、いま、表舞台に立って輝いている彼は、<実力はあるけど人気のない歌手>ではなく、
どう見ても中国内で<トップクラスの実力>だったってことよ。
彼は、この2年間で、たくさん賞を貰ったよ。
ねぇ、すんごく面白いしょぉ!」
「わたしはさ、彼の2年分の動画見て、何でこの人が埋もれていたの?って、不思議で不思議で。。うん、そっから沼行きね。」
「ふむふむ」やっと、みんなは聴く姿勢になった。
「でね、ざっと彼を紹介するとさ、彼は新作喜劇(濾鏡)の宣伝をこんな言葉から始めるの。
おとぎ話は、幻想的な嘘ではなく、現実のビジョンと支持だと思う(…)
なんつうか、彼のコメントって含蓄があって面白いの。
彼はその新作喜劇で、ちょっと変わった性格で凝り性だという役をやってる。
たぶん、実際の彼も、凝り性だよ。
ボイストレーニングを受けたら、色んな声を出せるようになった、ここまでは普通かもしんない。でも彼は、最終的には、アニメの吹き替えを、ひとりで5役もこなせるまでになる。
京劇の寸劇までやっているよ、若いラッパーが。。
学生の頃には、社交ダンスの世界大会(旧IDSF)、学生の部で、ラテンダンス第3位、モダンダンス第4位とってる。面白いなぁ。」
「ほうほう…」
「でさ、彼は、やっぱ、おっきなステージで歌いたかったんだと思うの。そいで、辛辣な審査員なんかがいるバラエティの歌番組なんかに出るのよ。
で、言われるわけ、多分、それは、おおかたの業界の意見だったんだろうけど、<確かにダンスと歌は上手いが、人気は出ない。>と。
容姿や演技についても貶されたらしいんだけど、色んな動画が様々な事言っていて、よく分からん。
まぁ、でも言ってみれば、彼の容姿って、近所で見かけるような可愛くて綺麗な男の子って感じで普通よねぇ。
でも、いざ、メイクを済ませ、演技して歌うと豹変するつう。で、、ね、」
「はいはい、トップクラスの実力だった、と」
「うん。モデルやっても、予想を覆してさ、これが、良いんだわ。男の子のような、女の子のような顔と雰囲気。👇3枚目と11枚目が、女の子みたいで可愛いの。」
「自分でも、なんで中国業界の不手際に、面白さを感じるのか、よく分かってないんだ。
でも、中国の音楽界や映像界は、眠れる巨人よ。一度、爆発しかけたけど、コンペイトウに潰された。」
皆は、顔を見合わせて「ん、習近平のことよね」と頷いている。
「knoriったら、前にもあったよね。昔、韓国のダンサーがすごい、って大騒ぎしてたじゃない?」
「ピって歌手よ、確か。knoriは、今に、韓国の音楽と映画は世界的になる、って言ってた。」
「うん。当たったしょ」
「当たったね」
「バラエティーの彼、めっちゃ可愛いんだよ。👇最後のダンスは両方とも彼なんだけど、ピタッと合ってて面白いの。
見る?」
「バラエティーの彼を見てると、わたしが好きだった頃の吉岡秀隆さんを思い出すんだ。
優しそうな笑顔とか泣き顔とか、似てるんだよねぇ」
みんなが口々に「それは違う」と言う。
何でもわたしは、似てないのに、似てると言い出すことがあるらしい。
ふぅん、、、。
ランチは楽しかった。
友人たちは、すっかり檀健次に精通した。たぶん。。