ビル・マーレイ・クリスマス

 Netflix提供のTVバラエティーショー。2015年。

ソフィア・コッポラ監督、脚本ビル・マーレイソフィア・コッポラ

 

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原題は「A very Murray Christmas」、題名からしバラエティーショーです。

ビル・マーレイという人は1977年からあの有名な「サタデー・ナイト・ライブSNL)」に出ていました。

スターウォーズのテーマソングに歌詞をつけて歌ったのは有名です。

 

 このショーはオープニングとエンドロールの後かな、そこに映画の監督としてのソフィアの艶がみてとれましたけど、肝心のショーに関してはマーレイや出演者に自由に演らせているのか、まあ、よくは分かりませんけど……、カメラワークがヘン!

これはTV音楽の専門家にやらせた方が、一億倍は良かったんじゃないかと思いました。

 

お話は、

マーレイはクリスマスイブに豪華ゲストを迎えてライブの特別番組をやることになっていたけど、大雪、停電やらで誰も来ない。それでマーレイは孤独にショーをやる事になって、よって歌詞は、クリスマスソングながら、孤独なクリスマス、寂しいクリマス、というらしからぬもの。

まあ、結局はいろんな人が集って楽しもうぜ、って事になります。

 

SNLの後輩、クリス・ロック(音痴で有名)がマーレイにつかまって一緒に歌います。

丁度真ん中あたりで、マイリーサイラスが「きよしこの夜」を真面目にポール・シェーファーのピアノで歌うのですが、ピアノも歌も素晴らしかったです。

 

まあ、わたしにはマーレイの歌詞の面白さがダイレクトに伝わらないので(字幕を見てる)、そこは難です。

 

冒頭のシーンで、マーレイが振り返って97%のカメラ目線でこちら(観客)をみつめてくるんですが、それなのに、こちらを見ていない、画面の外の誰かを見ているというのが伝わるという、ちょっと驚く芝居をしています。

 

それで、エンドロールの後、中年の女が宴の後、一人ぼっち(そう思わせる、クリスマスだし)で座って酒を呑んでいます。

「へい、ヤングレディ!なんとかかんとか?」と男の声。彼女は笑顔で答えて男は去ったようです。

で、女が呟きます。

「なにが、ヤングレディよ…。」

 

 

 マーレイのスターウォーズの歌


Star Wars Bill Murray Lounge Act Song

 

 

 サタデーナイトライブ 


Bill Murray Monologue: American Comedy - Saturday Night Live

 

 

このバラエティーショーは、アメリカの昔のショーを懐かしめる人か、酔っ払ってブログを書こうとし、「イェーィ!」の後が出てこない人にオススメです。