もうね、ハマったんだ。
16話しかアップされてないけど。。
しょうがないから、あらすじを読んだ。
おおおおお面白いぃ!
「長相思」は李白の詩。
むかし、わたしは、李白のドキュメント風ドラマを見た覚えがあって、あの自由な詩仙は、なんと、中央(朝廷)で名を成すことを目指していた。
もちろん、李白は一年と持たず、朝廷を首になる。
でもって、失意のどん底の李白は船で帰ってくるんだけど、これが李白の見た柳の木で、とかナレーターが言っていて、まぁね、そんな木だったんだね、とか思ったよ。
で、「長相思」という詩は、野望が潰えたあとに詠んだ詩なんだ。
すごくね?
だから、わたしに言わせれば、この詩は、詰まるところ、
「ラカンのa」、決して埋まらない心の穴を表現しているわけよ。
ドラマには、まんま、李白の「長相思」を体現しているような従兄が出てくる。
人気のある女優、ヤンズーを主役に据えて、三人の男性を登場させ、女性ドラマに仕立ててある。
おかげで、「雨夜の品定め」ならぬ、男性談義で、ネットは盛り上がってる。
👇左から。従兄(王族)→銀髪(妖怪)→若様(貴族)
ヤンズーは、身を守るため、がさつな貧民の小男に変身している。
女、捨ててるなぁ、と思う。
顔は、いつもの可愛いヤンズーではあるものの、動作や表情は、もっ、男。
でも、若様と居る時は、少し女の表情に戻るし、従兄といるときの幸せそうな顔は、オープニングでも流れるんだけど、意味が分かった後は、切ない。
ネタバレ注意
従兄とヤンズーは、幼い頃に引き離される。彼女の乗った馬車が見えなくなった時、幼い従兄は振り絞るように泣く。それがもうね、、従兄にとって彼女は永遠の存在で、彼女を守るために、強くなる、そういう諸々が、もう、強烈に伝わってくるわけよ。
ということで、男性談義。
まず、
弱虫だった従兄は、すっかり漢(カン=おとこ)だ。漢たるもの、瑣末は気にせず、なのかどうかしんないけど、まったく、小男をヤンズーだと見破れない。あの幸せそうな小男の顔を見ているというのに、従兄は、何かを察知できない。従兄から情蠱が消えた時に、幼い頃の思い出を見る。もうもう、あれが全て。伏線だよ。
銀髪は、、運命の人であるなぁ。
普通のドラマでは、初恋もぶっ飛ぶ、運命の2人、魂の片割れなんだ。
それに気がついているのは、銀髪だけ。
「この小男は、女だ。なぜ、俺の思いと同じ話しをする?」
銀髪は、いつしか、彼女に、深く心を動かされていく。
Youtubeで予告を漁っていたら、「あなた(銀髪)を夢で見ることが怖い」と彼女が言っていた。つまり、彼女は銀髪に本気になりかけているんだなぁ。ところが、銀髪は、突き放した。なるほど、銀髪は、従兄の変形バージョンとも言えるキャラで、彼女を選ぶことが出来ないんだ。
若様は、彼女の初恋だなぁ。初恋といってもただの初恋じゃない。若様の看病をしている時、弟子が「母親みたいだ」と言ったように、若様の手当てをしながら、彼女の心の傷も少しずつ、癒されていく。彼女にとって、大切な大切な恋なんだ。
若様は、2人の関係を対等だと、思わせてくれるほど、優しい。
うん。対等な関係って、まず、無い。
若様は、実は、視野が広くていろんなことをわかっていいながら、彼女に何かを強制することをしない。
ネットでは、若様を優柔不断だの、頼りないだのと言ってる声も多いけど、
そうね、今のところ、彼は最高でしょお。
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また、再生してたら、、若様って、わたしが思っていたほどには、素朴な人じゃないのね。。
牢屋で、若様は、ヤンズーに約束させるんだ、「15年、待ってくれ。君の心に誰も入れないでくれ」と。
そん時、海に現れんだわ、バーンと銀髪がぁ。命をかけてヤンズーを救いにくる。。
うわぁ。。素敵すぎる。。。。。
ま、ね。若様はよく分かっていた、最大のライバルは、銀髪であると。
そそ、16話までの間、需要な舞台となる清水鎮、製作陣は、この小さな村を7ヶ月かけて、建てたんだとぉ。雪の中、家の灯りが、あったかいんだ。
うん。オープニングがね、すごくイイんだ。