わたしは、

草刈りばっかしているよ。

菓子作り専用のカウンター。👆

分かる人には分かる、料理の台と菓子作りの台を分離したかった。

やっと手に入れたカウンターだ。

時間がまちまちな朝食用のカウンターとしても使えるはずだった。

 

「ちょっとちょっとぉ、カウンターの上ではトレー使ってね。お茶は絶対、こぼさないで。」

 

私の厳しい監視のもと、始めのうちこそ、家族は恐る恐るカウンターで朝ごはんを食べていた。ところがすぐに、彼らは、食卓テーブルを使うようになった。

 

要するに、彼らはわたしとの軋轢をさっさと避けた。

 

「ふん。。」わたしはゆったりとカウンターでコーヒーを啜る。

「あ。こぼしちゃった。」