若い頃は、Tシャツと短パンで充分だった。小麦色に日焼けした肌は、全てを補ってくれた。
しかし、年寄りになったわたしは、服装に気を使う。
年寄りは油断をすると、汚くなるんだ。
とは言うものの、友人達とのランチの約束に遅れそうだし、曇天だし、ジーンズでもいっかぁ、と服を引っ張り出した。
こういう時のために、ン万円のお洒落なジーンズを持っている。
久々の友人達とのランチは楽しかった。
帰ってきて、ヨレヨレのパンツに履き替えようと、クローゼットを開けた。
ん?
ン万円のジーンズがそこにある、、。
にゃんと、わたしは、スーパーで買った2千円のジーンズを意気揚々とはいていたのだ。
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ペタ履をなんとなくチョイスした時点で気がつけよ、わたし。