マニアック

 Netflix世界同時配信、キャリー・フクナガ監督(2018年)。彼は、TRUE DETECTIVEシーズン1」の監督。

 

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 アニー(エマ・ストーン)は心に問題を抱えている。

オーウェンジョナ・ヒル) もそうだ。

 

アニーは妹(ジュリア・ガーナー)を自分が運転していた車の事故で失う。彼女はそのトラウマから抜け出せずにいる。

 

オーウェンは残虐で歪んだ家族環境のせいで子供の頃?統合失調症になったが、今は回復している。しかし、又、最近、兄の裁判で偽証を強いられており、精神のバランスを崩しかけている。

 

そんな二人はひょんな事から、あらゆる心の病を治すという新薬の治験に参加することになった。

 

その治験というのは、それぞれの治験者が新薬によって見る幻覚をコンピューターが制御しつつ、3段階で、トラウマの解消や困難な状況に対処する力をつける、たぶん!そういうことを目論んでいると思われる…。

 

ドラマは、アニーとオーウェンの見る幻覚でほぼ綴られ、10話構成。

1話から4話まで最高!ハマります!

5話は、ちょっと、オーウェンの感じがわたしの好みじゃないせいか(なんか鬱々とした感じ)、あきる。

で、あとは、盛り返していって、10話のラストは拍手です!エンドロールの途中にも二人の声が出てくるから。(注意です)。

 

わたしは吹き替えで見たけど、良かったです。

 

このドラマは、最初に自由の女神自由の女神じゃなかったり、どこか奇異な感じを抱かせるようになっていて、それが治験の研究所内では顕著になります。

 

研究者に日本人らしき人が多く、漢字やひらがな、盆栽、カプセルホテルのようなベッド群、障子らししきもの、そして日本人らしき研究者のお辞儀、これらの日本人の風習やインテリアなどが、たいへん、奇異な効果を生み出しています。

異化というのでしょうか?日常の風景としてすんなりとやり過ごす事ができない、戸惑うような効果があります。(日本人であっても、です)。

 

…感想文というより、説明になってしまった。

面白かったです。