パワハラの対処方

 職場でのイジメについて読んだ。役には立たないだろうが急遽、書く。

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実を言えば、わたしは、無視されたり、ヒソヒソされたり、そういうことが気にならない。わたしは強いです。

ただ、好きな人にコソコソやられたなら、飛んでいってひっ捕まえて「一体何がどうしたんだ?」と話を聞くでしょう。

職場以外での付き合いなら、それで問題はないはず。

 

けれど、職場でのパワハラに対して、コレをやると問題がある。

 

昔、わたしは子供の教育費のために、またまた働き出したことがある。わたしはアホなことに大学院は授業料が無料だと思い込んでいたのだ。だから子供が京大の院に行く時は、全く準備をしていなかった。(子供二人の授業料、下宿代等は大変です!)

 

大慌てのわたしが働き始めた職場にはお局タイプの怖い人がいた。人前で後輩を怒鳴りつける!なかなか理不尽な女性だった。

けれど、ここでわたしが、意を決して彼女と話すことは、仕事を辞める覚悟がいるし、兎にも角にも、我慢をする人、黙っている人を含めて、職場はうまく回っているわけで、わたしが波風を立てることによって、一挙にどうでもいいような小さな不満も爆発しかねなかった。

 

わたしは彼女と可能な限り距離を取るようにした。

ところがある日のこと、食事のとき彼女と一緒になった。

「〇〇さんは、仕事ができますね」と、私が言うと、彼女は「自分は若い時ここに入って、先輩から仕事ができなくていつも怒られ、泣いていたんだぁ。」と答えた。

 

たぶん彼女は、自分がされてきたように、後輩に接しているらしかった。

 

 その頃は、ちょうど、セクハラ、パワハラ問題が喧伝され始めた頃だった。

 

ある日、 会社は、パワハラはいけない!という張り紙を出した。

 とても会社仕事らしからぬ、直接的な言葉で書かれていた。

一番印象的だっったのは次のようなフレーズ。

「自分が知っていて、相手が知らないからといって、威張ってはいけない。

そういう人を見たり、されたりした時は、相談窓口まですぐ来てください」 

 

この即効性のある張り紙は、たいへんな効果があった。

 

あのお局さんのパワハラの源は、「自分だけが知っている」ということだったので、張り紙はそれを見事に打ち砕いている。

 

それぞれの職場に合った文言、おおよそ、原因となっている項目を探り当て、パワハラを誰にでも分かる言葉で定義して書き出せば、かなりの改善が見込めるものだと思う。