ミス・シャーロック

 Hulu、HBOアジア共同制作のTVドラマ。Huluで見られます。(全8話)

 

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シャーロックーーーーーーーー竹内結子

ワトサンーーーーーーーーーー貫地谷しほり

波多野さん(ハドスン夫人)ー伊藤蘭

シャーロックの兄ーーーーーー小澤征悦

レストレード警部ーーーーーー滝藤賢一

 巡査(オリジナルキャラ)ーー柴田達也

 

最高にイカしたドラマでした!

かつてのアイドル女優たちがどんどん出てきます。すっごい豪華です。

 

1話目のラスト、水川あさみが感情をぶつけてくるシーン。彼女の演技を受けた竹内結子さんはケラケラ笑ってかわします。

これは、女のシャーロック役の限界かな?とか思ったんですが、つまり、シャーロックは感情を嫌っているし普通じゃない反応がトレードマークなわけで、そうゆう表現なんですが…とはゆうものの、男の役者さんの場合、深刻でエモ状態な相手を笑うにしても、どっか包容力があるというか…きちんと受けてから反応するというか、上手く言えませんが…。(だからこそコミカルになる、というか。)

 

でも、2話目以降が勝負だっ、というわけで見ました。

で、も、最高!そういうシーン、後、一ヶ所あるにはあったけど、みんなが特にワトサンが心を動かされているシーンで、奥の方でシャーロックがヘラヘラ笑っているんだけど、この時はもうシャーロック、可愛いんです。

(わたしが慣れたのか、竹内さんが塩梅しているのか、撮り方なのかはわかりませんけど。)

 

 

わたしは前から日本の役者さんは優秀だと思っていて、 「ゴースト・イン・ザ・シェル」を見て、ほらね、やっぱり日本の役者いいでしょ、と溜飲を下げたというか、もうハリウッドは日本語を喋れない役者を日本人役でつかうな、ってね思うんですよ。

 

あと、脚本ですが、たぶんそういう圧力があるのじゃないかな、とは思います、分かり易すぎるっていうのは。 

 

あ、そそ、菊地凛子の迫力にちょっとびっくりしました。

 

で、最終話の8話目の話です。

シャーロックがワトサンに言うんです。

 

「いいよ。ワト…」って。

 

 彼女の声は天上の声です。許しを与える声なんです。

わたしはその一言でもうもう涙がパラパラ落ちていて、気がつけば、シャーロックで!泣いていました。

 

続編あるよね? 

 

 

追加;

 

Kuro- yanさんへお返事

「ミス・シャーロック」は「SHERLOCKシャーロック」ありきだと思います。

「シャーロック」はスティーブン・モファットが作ったイギリスのTVドラマです。

ベネディクト・カンバーバッチ主演)

 

このドラマの出現前までは、ドイルの「シャーロック・ホームズ」の雰囲気を概ね大事にしたものが多かったと思います。

 

が、「シャーロック」は革新的でしたね。

囁かれていた、ホームズはゲイだ、ヤク中だ、みたいなことを逆手にとって、きっちりブロマンスを表現、ホームズ自身は自分のことを「高次機能ソシオパス、社会不適合者」と名乗ります。

そして舞台は21世紀!

そしてホームズは若者!

 

これ以降、結構、なんでもありになりましたね。アメリカでは「エレメンタリー、ホームズ&ワトソン」が作られています。

ワトソンは女性で(ルーシー・リュー)、ホームズはヤク中でアメリカで療養してます。ワトソンはその看護、監視役として雇われます。

わたしはこのホームズのキャラがかなり…すごく好きです。

 

本家の「シャーロック」がなければ、この「ミス・シャーロック」は単なるキワモノで終わった可能性があるかもしれません。(どんだけ竹内結子がスタイリッシュなシャーロックを作り上げようと)、原作から見れば、何やってんだ?つう話です)。