怒られたマー・スーチュンのふてぶてしい貌に、わたしはドキドキして、暗い地下道を前屈みで歩くダン、ルンの沈む足取りを、わたしは喜んだ。つまり、冒頭からの数シーンがめっちゃイイんだ。
このドラマの内容を正しく伝えるポスターはコレ👇。
地方から北京に出てきて、悪戦苦闘している人々は地下部屋に住み、鼠族とか呼ばれているらしい。そうした人達と貧しい北京っ子たちのハートフルコメディなドラマ。
☝️タクシー運転手の父、娘でマネージャーのマー・スーチュン、売れない役者のダンルン、芸能事務所の女社長。
んだのに、日本のポスターはコレ👇。でもね、この手の作品にも、良作がポコッポコッってある。当たりの時はうれしいよぉ!
このドラマの舞台の半分以上は、中国風な長屋(たぶん、ほれ、あの毛沢東の四合院住宅だと思う)みたいな、ところ。中国現代劇のほとんどは、ピッカピカのオシャレなロケーションだから、ついに「豊かではないもの」を映すようになったのか、と感慨深かった。
ただ、照明が凝っている、というか、変わってるなぁ、と思っていたら、なんと、セットだった。👇スタジオに長屋横丁を作っちゃったんだと。
👇ダンルンの地下部屋も、セット!場末のアパートみたいに部屋が並んでいる。
ともかく、マー・スーチュンとダン・ルンふたりの掛け合いや微妙な表情は、面白い。
女社長のパートは、飛ばした。もっと突っ張った女、イタイ女の設定だったら、興味がわいたかなぁ、と思う。
マーとダンを中心に見たので、20話未満、16話ぶんくらいを楽しんだ。