ティリオンが言うんだ「物語には力がある」と。脚本家たちの真意を測りかねるしょ…。
Hulu ネタバレ注意
だってこの最終章シリーズには物語らしい物語なんてなかったからね。真面目なシーンだったけど、ちと笑っちゃったよ。
ま、でも、引き込まれたし楽しんだし、充分、面白かった。
テンパってる少女の女王が居て、どう演出するんだろう?と見ていたら、なんと、彼女は英雄になった…。わーぉ…。ちょっと面白かった。
でも、なんつうかこのシーズン、英雄を描いていないんだ。あの少女をのぞいて。といっても彼女は漫画チックだったのだが。
そして英雄不在のポリシーがこのシーズンの中で意味を持って浮きぼりになったのかというと、なってない。なんのこちゃ。
ジョン・スノウを英雄にして、ラストの裁判に持っていけば味がでたとぉ!思うぞっ。
(そ。あの裁判のシーン、デジャブなんだ。どっかで見た気がしてならない。)
デナーリスがジェノサイドを行なっておいて、自分の軍隊を前に「わたしは解放者だ」というシーンは萎えた。ただ、デナーリスのアップがとっても可愛いくてわたし的には救われたけど。
「 愛が義務を壊す」「義務が愛を壊す」とか、いやはや、これも…萎えた。
わたしはっ、ジョン・スノウが英雄として戦って、あの最後を迎えるのなら、充分満足して、涙もジャブジャブ流して、傑作だったねっ!って幸せになれたんだ。
皆それぞれが、頑張り、右往左往し、ちょっとした瞬間には英雄的行為をした、てのは戦場での人間模様としてはリアルかもしんない。でも、物語としては大味だろ?