「モテキ」という映画を見た。
長澤まさみが最高に可愛いし、ユキヨ(森山未來)はブツブツとモテないことを独白していて不器用だし、ユーモラスで最初のうちは楽しめたんだけど、ユキヨがルミコさんと関係する前後くらいから、決定的にユキヨが嫌いになってしまって、あかんわ……。
なんというかこの映画は愛とか恋とか惚れたとか、そういうお話では全く無いのね。
ユキヨの最大の関心事は、顔と身体が好みのエロ可愛い女の子と、ヤレるかどうか。
一応はミユキちゃんを俺は好きだ、と思っているようだけど、なんの覚悟も決意もなく、マジですか?という感じ。
ゲスの極み、な映画!不快な映画だった。(どーしてこの映画ヒットしたの?)
うーん、 ミユキちゃんは遊んでるだけだし、男の気を引いて…そんで、不倫相手に奥さんと別居するとかなんとか言われただけで、怖くなる。「ユキヨ君とじゃ成長できなあい」とか言ってるけど、不倫相手が一歩進んだ時に責任を負う覚悟ができなければ、あんたは一生、成長もへったくれもない。
ルミコさんは、一応、愛されたい、と人間関係に踏みこんではいるけど(彼女の相手に対する想いは、はあとのイルミネーションでしかない)が、やり方がぁ!
2回会っただけの男に「あなたに合わせるから、愛してください」ってすがるか?ふつう…。
愛されるための武器がホイホイ寝ることと、あなた好みに変わりたい、って、間違ってるから!
ありのままの自分を愛して欲しくてその激情のあまりに、映画を作り始めちゃった19才だって世界にはいる。
いや、つまり、発情をどうのこのう言ってるわけじゃなくて、先に進めよ、ってかんじ。
あー、ほんと嫌な気分になった映画だった。
だってわたしは、長澤まさみに見惚れていられないかんね。