バトルスター・ギャラクティカ カーラの正体

バトルスター・ギャラクティカ」はSF古典の名作。

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冒頭、赤いスーツの女がヒールを鳴らして歩いてきます。そのシーンは痺れます。すでにこのあたりで虜にされます。

脚本は、旧約聖書ギリシャ神話、古代史なども下敷きにしているようで、練りに練られています。見応えがあります。
ドラマの表面には出てこない背景、設定もしっかり作り込まれており、それだからなのか、いくつか設定上の疑問が残ります。自分なりに辻褄は合わせましたが、カーラについてはわたしのように考えている人が見当たらず、(ま、いっか)の根性で書いてみます。

カーラはオローラという女神じゃないかと思います。巫女のような女がカーラが手にしていた像をみて「オローラ!」というのですが、まんまじゃないかとおもいます。オローラは確か、アポロを先導する役目があったと記憶しているんですが、はっきりしませんけど。それと女神の使いの鳩もでてきますし。カーラとサミュエルはコボルの神々という多神教(といっていいのわかりませんが)を信じています。二人はコボルの神々が使わした女神と神なのかなと。
そしてガイアスとカプリカ6に取り憑いていた似非ガイアスと似非シックスは一神教的な絶対的なものが遣わした天使ではないのかと。
となると、面白いのは、実際に行動を起こして人々を助けた(導いた)のはコボルの神々であり、一神教的な天使は偉そうに神にはプランがある、とか、誰の味方でもないとか、神を愛せとか、独断と偏見ではありますが、現代の世界宗教の孤高の神さまみたい、だなあ、と。
まあ、ここら辺はどーでもいいんですが、わたしが言いたいのは、カーラは女神だろう、ということです。

ドクター・フー、マット.スミスさま

11代目ドクターのマット・スミスがお気に入り。

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10代目のディヴィッドも大好きだけど、彼のシーズンを最初に見ていたら、ドクター・フーにはハマらなかったかもしれない。
現代的で軽快なマットのシーズンを最初にみたおかげでドクターフーの世界観に入り込めた。
10シーズン4人のドクターがほぼ3年交代で演じている。
まあ…全シーズン見た後では、確かにディヴィッド・テナントやピーター・カパルディは役者としての格が上で、、マットくんより。
先日見終わった10シーズン目の最終回、ピーターさんの演技はもう圧巻!

チラ見した息子はダーレクを見て笑うけど、充分、大人も楽しめる。

ウォーキング・デッド8前半はつまらない

シーズン8後半、なかなか見る気にならない。

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シーズン1、2はタラボン監督が演出、プロデュースしていてセンス溢れる名作。
シーズン3、4で急にスプラッター的になったけど頑張って見たのは面白くってハマったから。

簡単に言えば、アポカリプス、世界の終末のなかでいだく希望。

リックのグループには子供や老人、暴力と無縁そうな男子もいる。彼らが心の底で夢みるのは、安全に子育てもできるような社会をもう一度取り戻すこと。
この巣作りにまつわる攻防に強烈に惹かれる。

けれどそれもおまけしてシーズン6まで。
シーズン7ではグレンが死ぬし、8ではカールも死ぬ。そのほか死んでほしくないキャラも数人いたけど我慢する。我慢しても、今では悪人とマッチョな強者の戦いがクローズアップされ、このドラマに通底していたはずの希望の物語が消えてしまった。
オリジナル6といわれた最初からのメンバー構成は見事だ。ホラー嫌いさえ、ファンに取り込んでいたのではないか。

まったく、なんで殺しちゃったんだよ⁉