「重そうな映画だなあ」と敬遠してたけど見ちまった。
ネタバレ注意
お話は、
小学生のショウヤは耳の聞こえないショウコを虐めてしまう。
教師はショウヤを叱責するが、それをきっかけに逆にショウヤがいじめにあう。
高校生になったショウヤは罪悪感、自己嫌悪に苛まれている。死ぬことにしたショウヤはショウコと再会する。そして…。
繊細な彼らの悩みは、ラストで泣き笑いのショウヤの画に結実する。
「死ななくて良かった。世界は美しい。」
ショウヤやショウコ、ウエダらの悩みを紐解けば、そこにあるのは、コミュニケーション不全。
そもそもの発端はショウコとショウヤの意思疎通の失敗にある。
ショウヤは彼女と再会した時にそのことに気がついた。
二人は少しづつ、手探りで会話を始める。
そして、ショウコはショウヤが死のうとしている夢を見る。彼女は、彼をやっと理解した。泣いているショウコのもとに、同じように夢を見たショウヤがやってきたときは、ホロホロ泣いてしまった。
蛇足;
カワイって女子とマシバって男子が出てくるのだけど、どうも好きじゃない。(なんつうか、短絡的な批判をする野郎と女郎だ)。
いじめっ子のウエダという女子はショウコに自分を飾らず、ありのまま真っすぐに話す。なんだか好感が持てた。(まあ、ちょっと、怖いかも)。