パワハラの対処方

 職場でのイジメについて読んだ。役には立たないだろうが急遽、書く。

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実を言えば、わたしは、無視されたり、ヒソヒソされたり、そういうことが気にならない。わたしは強いです。

ただ、好きな人にコソコソやられたなら、飛んでいってひっ捕まえて「一体何がどうしたんだ?」と話を聞くでしょう。

職場以外での付き合いなら、それで問題はないはず。

 

けれど、職場でのパワハラに対して、コレをやると問題がある。

 

昔、わたしは子供の教育費のために、またまた働き出したことがある。わたしはアホなことに大学院は授業料が無料だと思い込んでいたのだ。だから子供が京大の院に行く時は、全く準備をしていなかった。(子供二人の授業料、下宿代等は大変です!)

 

大慌てのわたしが働き始めた職場にはお局タイプの怖い人がいた。人前で後輩を怒鳴りつける!なかなか理不尽な女性だった。

けれど、ここでわたしが、意を決して彼女と話すことは、仕事を辞める覚悟がいるし、兎にも角にも、我慢をする人、黙っている人を含めて、職場はうまく回っているわけで、わたしが波風を立てることによって、一挙にどうでもいいような小さな不満も爆発しかねなかった。

 

わたしは彼女と可能な限り距離を取るようにした。

ところがある日のこと、食事のとき彼女と一緒になった。

「〇〇さんは、仕事ができますね」と、私が言うと、彼女は「自分は若い時ここに入って、先輩から仕事ができなくていつも怒られ、泣いていたんだぁ。」と答えた。

 

たぶん彼女は、自分がされてきたように、後輩に接しているらしかった。

 

 その頃は、ちょうど、セクハラ、パワハラ問題が喧伝され始めた頃だった。

 

ある日、 会社は、パワハラはいけない!という張り紙を出した。

 とても会社仕事らしからぬ、直接的な言葉で書かれていた。

一番印象的だっったのは次のようなフレーズ。

「自分が知っていて、相手が知らないからといって、威張ってはいけない。

そういう人を見たり、されたりした時は、相談窓口まですぐ来てください」 

 

この即効性のある張り紙は、たいへんな効果があった。

 

あのお局さんのパワハラの源は、「自分だけが知っている」ということだったので、張り紙はそれを見事に打ち砕いている。

 

それぞれの職場に合った文言、おおよそ、原因となっている項目を探り当て、パワハラを誰にでも分かる言葉で定義して書き出せば、かなりの改善が見込めるものだと思う。

 

 

5月の雪

「花はイジメなくちゃだめよ!」 と彼女は言った。

 

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ワンサカ咲いているバラと、しょぼしょぼのシャクヤクの蕾。アリにやられて。 

 

 

わたしはたぶん植物を育てるのが上手じゃない。彼女のペチュニアを見た時に確信した。

「どうしてこんなに花盛りなの?」と聞いたところ、私の花たちを見に来て、私の話を聞いて、彼女が言った言葉が、冒頭の言葉だ…。

私は、花を構いすぎるって。

 

 …わからん。意味わからない。やっぱ、本をもう一冊買おう!(๑・̑◡・̑๑)

 

上のバラは、4月末に植えた。「とても強健」という説明書きに惹かれて買った。

そして、シベリアザクラの苗も買った。シベリアって言うくらいだから、寒さに強いしょ?!

 

5月に入ると、バラはヨチヨチとした葉っぱをだした。桜は、なんと小ちゃい赤い蕾をつけた。

なのに雪の予報。

 

可哀想なので、バラはアーチに沿ってビニールを張って、覆った。

桜は、背が高いのでどうしたもんかと思いながらわたしは震えている。つまり、寒い。

ふと振り返ると、バラを覆うのに使っった三脚が。

わたしは、桜の上に三脚を立て、三脚ごとビニールで覆った。

やったね!これで寒くないしょ?と二人に(桜とバラに)話しかけて、ハッとした。

 

「これが、構いすぎる、ってこと?」

 

…実際、5月の雪はやさしくて、大した積もりもしなかったし、すぐに解けて、たぶん、ビニールの覆いは必要がなかった。

 

 

マルティナの住む街、Primosu

ダニエル・サンチェス・アレバロ監督、脚本。 2011年。amazonビデオ。

 キム・グティエレス

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 フリアン、ディエゴ、ミゲルのいとこ三銃士!

 

 花婿ディエゴは、結婚式の列席者に向かって説明する。

…花嫁に逃げられた、と。

ディエゴはちょっと泣きそう。

 

「あはは」\( ˆoˆ )/思わず、声を出して笑っていたわたし。

 

…だって、コメディですよ、って宣言するような絶妙な泣き顔をするんだもの!

ま、つまり、わたしのツボの中のツボなめっちゃ好きなコメディ!!

 

いとこ三人を表現する脚本がとても豊かで、無駄な描写はないし、小気味好くお話しは進む!トントン❣️

 

あらすじ 

 結婚式当日、花嫁に逃げられたディエゴ(キム・グティエレス)は、いとこのフリアン(ラウル・アレバロ)、ミゲル(アドリアン・ラストラ)とともに、青春時代に素敵な夏の思い出を作った懐かしの村を訪れる。move walker

 

ティーンエージャーの頃ディエゴの恋人だった、マルティナ。

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彼ら…おバカいとこ三銃士は、10年前までは、頻繁に避暑地の別荘で遊んだ。

それは、マルティナが住む街であり、ディエゴにとっては童貞喪失の相手でもあった。

 

いとこ三銃士はその街へ向かう。 

 

 

 避暑地でくつろぐ三人。

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三人は、それぞれに何かしらの問題を抱えている。

ディエゴは優柔不断、花嫁逃亡、フリアンは娼婦にほだされて結婚し、利用されて捨てられている。

ミゲルは戦争神経症みたいなPTSDを抱え、おまけに恋人の看護婦が超過保護。

 

屈託がなく輝いている避暑地、その風景のきらめきは、少年時代の彼らの伸びやかさの象徴だ。

そこで彼らは、10年前の知り合いたちと出会い、その関係の中で彼らの縛られた心はほどけ、再出発をすることになるのだ。

 

 

この映画を見ていると、体の中の澱がすっと洗い流されるような感じがある。

 

バッチという落ちぶれたビデオ店のオヤジさんがいて、彼は会話に映画の題名がバンバン出てくる。

なんていうか、彼と彼の娘の映画の当てっこをみていると、この監督は映画がすきなんだなぁ…としみじみ思うのである。

そういう、初心に帰る…というか、曇りのない心に帰る…というか、そういうある種の癒しがある映画だと思う。

 

 

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 左にバッチとセクシーなバッチの娘クララ。