ディーン・デュボア、クリス・サンダース共同監督。クレシッダ・コーウェル原作
製作はドリームワークスアニメーションなんですが、パラマウントとの契約打ち切りの後、20世紀フォックスに移ったりなんだり、ごたがたしており、2作目は日本で劇場公開されませんでした。なんだかなぁ…。
ごたごたといえば、話は逸れるけど、片渕須直監督、一作目の「アリーテ姫」が見たくて探してみたけど、みつからぬ。この映画を見た心理学者が「精神的トラブルからの再生、回復そのものだ」と言ったとかで、片渕さん喜んでおられた。彼がジブリを辞めた時は、大きな挫折を抱えており、その後10年間くらい鬱々としていた時期にアリーテを製作したらしい。作りながら救われた、というような事を彼は書いておられる。
すげー、話が飛びました…。
「ヒックとドラゴン」に戻ります。
このお話は、ヒックという落ちこぼれのバイキング族の少年とドラゴンの友情物語です。
もの言えぬ生き物とそれを理解する少年。もうもうこうゆうのに弱いです。
ヒックがピンチの時ドラゴンが駆けつけるのですが、それが何故か、飛びあがらなくて(どっか見逃してる?)、一生懸命、崖を駆け登ってゆく。懸命に駆けていく。そいでやっと飛ぶんだけど、その懸命さってのが、いじらしくて、愛しくて、可愛いのよ。
ドラゴン、可愛いのよ…。ドラゴンに乗って空を飛ぶシーンは、あれね、わたし絶対、夢で経験してるわ。
クライマックスの戦闘も迫力があって、(一体、どうやって情報を共有したんだ?) 全ての大人のバイキングたちも事情がわかって応援してるし、なら、なぜ、ドラゴンがヒックを助けた時に、理解しないんだ、という疑問は残るけど、ともかく、楽しい一級品のアニメでした。