フラッシュダンス

 あれ、どうして主役の女の子がめちゃめちゃ可愛い事言わないんだろ?ふかぴょんは。 

f:id:knori:20190908011715j:plain

ジェニファー・ビールス☝️

 

映画としては、ふかぴょんの批評の通りなんだが、 ジェニファーが演じたキャラが当時としては新しかったし、メッサ魅力的だったんだ。

 

18歳で、どうやら身寄りがないようで、溶接工として働きながら、夜は、クラブでダンサーをしている女の子。

溶接工だよ!

 

でもって、バレエ学校に願書をもらいに行くんだ。 👇

  

f:id:knori:20190908011854j:plain

 

それで、4、5人の女の子たちと並んで、事務員から説明を聞いている時に、ジェニファーは、ほかの女の子たちの靴を見る。

子供の頃からバレエを習っていただろうお金の余裕がある家の子供たち。

それが靴の描写で明らかになる。

 

つまり、彼女は、底辺の出身、か境遇なわけ。

 

ところがですよ、この女の子はカッコいい!

最先端であった(当時)、倉庫をリフォームして住んでる。

ファッションは、古着屋で買ったような男物を着ている。

ダボダボのジャケットにいっぱいバッジつけたり、でかいツイードのコートは小物でアクセントをつける。

 

まぁ、一斉を風靡したわけです、彼女のファッションは、当時。

 

f:id:knori:20190908011828j:plain

 

それでもって、この女の子は男に対して主導権を明け渡さない。

男と寝たいときはきっちり意識してやっている。

一番上の写真はそのときの圧巻のシーンのもの。

 

おまけに、男に騙されたと誤解した彼女は、彼の家に石を投げて窓ガラスを割った。

いや、仰天。

 

底辺の…「サタデーナイトフィーバー」の主人公たちと似たような境遇のはずの女の子は誰よりもスタイリッシュに生きていて、そして、夢があった。

 

当時はとっても胸が踊るミュージックビデオのはしり的映画だったんだ。

 

  

暴力的解決

暴力ってなかなか無くならないんだな…。

 

f:id:knori:20181214011156j:plain

 

 まけもけさんのとこを読んで以来、ぽやぽや考えている。

 

「オレ様は正しい」「お前は間違っている」暴力の根本にあるのはこの考えです。

 

わたしには刷り込みがあった。

小説や映画やドラマのイメージって力がある。

わたしは、自分の尊厳を守るためには、暴力を使ってでも戦うべき時があると信じていた。 

いじめられっ子が体を鍛えてやり返す、なんてドラマがよくある。

マルコム・Xだってキング牧師に逆らって、差別に対して武力をもって立ち上がった。

 

 「わたしが正しい、お前は間違っている」なんだなぁ…。

 

暴力の正当化は、手を替え品を替え、次々と立ち現れる…んだ。

 

 映画のイメージごときですら、力がある。となれば、親が子供に暴力をふるう事がどんだけの影響を子供に与えるか。

空恐ろしいものがある…。

 

しかし世の中には暴力描写が溢れている。

ガス抜き効果があるのかもしれない。

マイティ・ソーみたいにトールハンマーをボッカーンと振り下ろして、スコーンと気がはれる…。

 

 はてさて。

 

 

超進化惑星の煌き(ヴォイジャー)

疲れているときは、スタトレ ヴォイジャーをながめながら、ぽよぽよしている。 

 

f:id:knori:20140125202211j:plain

 Netflixスタトレヴォイジャー    シーズン6「超進化惑星の煌き」

 

スタトレヴォイジャーのなかでも密やかに瞬いている小品、「超進化惑星の煌き」。

この作品が大好き❣️

 

物語は、上下の写真の丘の上から始まる。

 この村や町や都市のCGが素晴らしいんだ。叙情性がある絵なのよねぇ。

 

f:id:knori:20190904132232j:plain

 

なぜ、村、町、都市なのかというと、この星は、異常に時間が早く流れているから。

宇宙船ヴォイジャーが観測に訪れて、重力場か何かの影響で動けなくなった。 

あれれ、なんて言ってる間にも下の惑星では何世紀も経っている。

 

突如現れたひときわ輝く星(ヴォイジャー)は、まだ原始的だった住民の神話になり、そしてスターシップと呼ばれるようになって、ついに住民はシャトルを飛ばすまでになる。

 

「ロスト」でブレイク、「ハワイ5ー0」は最近、降板した。この彼が惑星の住民役で出ている。

f:id:knori:20190904132311j:plain

 

ヴォイジャーに乗り込むことに成功した彼がまた、良いんだわ。 

 

煌めくスターシップ(ヴォイジャー)が人々の夢であったことを、ジェーンウェイ艦長に語る。彼の謙虚さが憧れを映し出すんだ。

 

 一番上の写真は、ヴォイジャーが去っていく(煌めく星が消える)のを、年老いた彼が見守っているショット。彼の寂しそうな表情…もうわたしは、それ以上に悲しくなる。

 

けれど、谷あいに広がる都市は、暖かい光に満ちている。

いつだってそうだった。神話に怯える原始的な暮らしの時も、丘の下には、あったかい村が見えた。

夢に手が届かず、失望感に苛まれ、ここに縛り付けられたままなのだと思った時も、町に暖かな光がある。

帰る場所はここなのだ、と。

 

同じ丘の上のCGのショットが進化につれて3回ほど変わる。

これらのCGが、思いがけない物語を見る者に伝えてしまう。