山河令もBLだった

愉悦に震えたのは、、、「瑯琊榜」と「陳情令」だなぁ。

「山河令」はそうじゃない。

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BLやブロマンスってのは、男性から見ると「男の友情」にしか見えないだろう、もので、これに初めて「愛」の味付けをしたのは、日本の古典少女マンガだ、と思う。

基本、性的接触は無い。(多分、現在のBLマンガは、バリバリ、性関係を描写しているだろう、と思う)。

この、古典的BLを、中国はらくらく実写化するんだもんなぁ。

 

「山河令」は「陳情令」の二匹目のドジョウを狙っている。ただし、中国は、3次創作4次創作みたいな模倣に長けていて、洒脱なんだ。

「陳情令」に比べると、「山河令」の映像は、直接的というか、耽美的な趣意をもち、少しばかり低俗で、でも物語は面白い。

「陳情令」の映像は、比喩的で抜群に好きだった。心に残る映像や画面がいっぱいある。

 

…という訳で、冷静に18話まで「山河令」を見ていたわたしは、さかんに「三世三世 十里桃花」を思い出した。

「…桃花」は男女の性愛の物語で、はじめて性行為をした女は、男を野獣だと思い込む。人間のふりをしていた神仙が、術を使ってしまったからだ、というエクスキューズがついているので、気がつかない人は気がつかない。

 

こういう男女の相違に、なぁなぁになっていると、やっぱり、

ふたりの男のフラットな関係性って、快感だなぁ、と思う。