空があんまり青くて

冬のよく晴れた日だった。

車のフロントガラスからは、見慣れた電柱や街灯が見える。ガラスに笑顔の父と母が写って消えた。

当たり前な、見慣れた、この景色の中に彼らはもう居ない。

いや、まてよ。わたしだって、この風景の中から、ある日、きれいさっぱり居なくなるんだ。

 

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そうしたら息子たちは、見慣れた風景の中にわたしの寂しさを見るだろうか?