オリ・エロン、 イェホナタン・インダースキー制作、原作。2013年〜。
Netflix(中東TV)
イスラエルの エルサレム、そのっ一角にユダヤ教の中でも厳格な超正統派の人々が暮らす地区がある。
そこで繰り広げられるユーモラスなホームドラマである。(TVドラマ)
わたしは、イスラエルってどういう国なんだろうと思っていて、中東の人々やヨーロッパ系の人々やら色々いるでしょ?それで、まあ、喜んで見てみた。
んで、面白い!ただ、面白いだけなら、満足して、1、2話見てやめてたかもなんだけど、これがね、ほぼニートが主演だった!(下の右側の人)⬇️
彼は神学校を卒業して正業に着かず、少し仕事してはやめてぶらぶらしてる感じ。
彼の仲間もたぶん似た状況だと思われ、だってしょっ中、カフェみたいなところにたむろしてっからね。
でも、日本のニートとは違って明るい!
きっと、信仰があるからなんだと思うけど、いやこれがね、彼らはなんだか嘆きの森みたいなトコへ三三五五、向かうわけ。
その嘆きの森みたいなとこで、みんな大声で祈ったり、友人と話したり、叫んだりしてる。
ある者は、木に抱きつき相談している。自分の車は古くて新しいのが欲しい。きっとこのまま乗っていると壊れると思う、とかブツブツ言ってる。
また、ある者は祈りながら、「あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ーーーーー!」とか叫んでる…。
「ぎゃあああああ」とか「ぶおおおおおおおお」とかうるさい。
(……青春だなあ、とおいらは思う。)
まっ、そんな中、主人公と友人は木陰に座って話している。
「そっか、その女性から断れたのか」
「詩を読もうか?」
友人はキルケゴールの詩なんぞを読む。主人公は「美しいなあ」とか言う。
さらに叫び声がうるさい!
「おい、あの声、〇〇じゃないか?」
崖下には〇〇が落っこちてた。
「さっきから叫んでるのに、馬鹿どもが叫んでるから、わかってもらえなくて」と〇〇は言うのでした。
と、ま、彼らは内面に澱など溜まらない、発散型明るいニートなわけ。
上の女性(未亡人)に一目惚れした主人公 。
これがどういうわけか、断られるの。でもって、くぅ…切ないんだ。
彼女の声を携帯に録音して、主人公が聴きながら夜道を歩いてくんだけど、その時、可愛らしくちょっとだけちょっとだけエモな音楽が静かに流れ…切なさが全開(>_<)
その他にも、主人公のお姉さんは五人のこどもがいるんだけど、旦那さんが、異教徒の女と逃げちゃうんだ。
これも面白いエピソードなんだ。
そそ、若者の流行というべきか、主人公もいつも絵を描いてる。
臨時教師を辞めた彼は、今度は、ゴーストライターならぬゴースト絵描きにスカウトされる…。
以上、4話まで見たとこ。