ハンナ

夢中になった。ハンナに。

彼女は、「ショーガール」 のノエミをどこか思い出させる。

 

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1995年作の映画 「 ショーガール」はラズベリー賞を沢山取ったが、わたしは主人公のノエミというダンサーが忘れられない。

ノエミは親友をレイプした男に復讐する。ダンサーという身体能力の高さを活かし、頭を悪賢く使ってレイプ男に激しい暴行を加えた。

 ノエミは社会のともすれば彼女たちを押しつぶそうとする力に負けないのだ。

 

2011年作の映画「ハンナ」のリメイク

エスメ・クリード・マイルズ、ミレイユ・イーノス、ジョエル・キナマン

 あらすじ

ハンナはCIAの施設で生まれるが、CIAの担当者マリッサの手下であったエリックによって赤ん坊の時、盗み出され、ポーランドの森の中で育てられる。エリックに戦闘能力を鍛えられる。wiki

 

 このドラマは映画「ハンナ」のリメイクだ。ハンナはまだ15、6歳の少女だが、すざましい戦闘能力を持つ。彼女は暴力と頭を使うことができる。

白状すると、彼女の暴力シーンは快・感だ。

社会との相克に負けない暴力少女役は難しい。どこかに可愛げを残しておかなければ、感情移入が困難になってしまう。

  

ハンナ役のエスメはサマンサ・モートンの娘だそうだ。ちょっと中性的な魅力があって、むちゃくちゃ可愛い。

父親役のキナマンはうっとりするほど綺麗な顔に映ることがあった。わたしは楽しかったが、ドラマとしてはそれでいいのだろうか?

元上官役のミレイユさんはドラマ全体のトーンをまとめていくほど雰囲気があり、彼女がドラマの要になっている。

 

社会生活から隔絶されて育った者が世の中に直面する。わたしは、何故かこのプロットに惹かれてしょうがない…。 

 

 Anti-Lullabyが印象的。

Anti-Lullaby (From “Hanna”)

Anti-Lullaby (From “Hanna”)

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