ブログとは何か?
人が書くものは全て「自己言及的」です。
自身のデータ(知識、経験など)にあたりながら、外界を理解したり、認識したりします。=「自己言及的」
自己言及的に物事や他人を理解するしかありません。
しかし、ネットに書くと、外からの反応、変動も生じます。
(「ブログを書く理由」を見てまわりましたが、「書く」ことで生じた反応をフィードバッグし、それを理由としているものが多かったです)。
お金になる、孤独だから、承認が欲しいから、中には専門的なことや役に立つことを書け、という説教ブログもありました。
これらは「書いた」結果、得られたり、気付かされたり、したことです。
結果が原因(理由)になっています。
そうして、これらフィードバッグは毒にも薬にもなり得ます。
書いたものが、たまたま皆に褒められたのに、「承認されたかったんだ」とフィードバッグしてしまうことは、ブログを止めるトリガーになったり、又は、糧になったりします。
………つ、つまり…ブログは「書きたいから書く」、それだけです。
絵を描きたい、音楽をやりたい、山に登りたい、それだけです。
(もちろん、書くことは自己言及的なので、自身にも読者にも益になる、と思います)。
↑ここを読んで独断と偏見で考え込みました。
「他人を通してしか自分を理解できない」と言ったのはラカンでしたっけ?
この日本式ブログ(日記風あり、プロ顔負けの批評、評論あり、etc)を「書いて公開する」、という行為は、「自分を自分の目を通して知る」ということに近づく、もしくは、錯覚させる、という気がします。