ジェフ・ブーラー制作。 ジョージ・R・R・マーティン原作(GOTの原作者)。出演ジョディ・ターナー・スミス、マヤ・エシェット。
Netflix、syfy共同制作 ホラーSFドラマ
わたしは、これっくらいの怖さのドラマは全然、平気。(・ ・)
苦労したのは「ウォーキング・デッド」。ウチの男たちは口を揃えて「ぼく、怖い映画、ダメ」って言う。
「見なくていいから、お願いだから、側にいてくれない?」とウォーキング・デッドを見るときは、子供と激烈な交渉をするわけで、ヤンヤンやってると、Rまで来る。
しょうがないなあ、って顔の皆んなは、わたしの足元に座って本などを読み始める。
感激するしょぉ! (;_;)
わたしは、映画やドラマを見始めると、周りが見えなくなる。文字通り、見えない、映像しか見えなくなる。
ここからがヤバイってなって、ハッとして我に返った私が周りを見ると、だーれもいない…。わたしは一人、恐怖の音の洪水の中、座ってる…。
…ぎゃあああああ!(´⊙ω⊙`)
ウォーキング・デッドではこれを何回か繰り返したのよ。ほんまにあのドラマには苦労させられたよ。(しかし、途中で逃げるかい?アイツらぁ)。
前置きが長くなってしまった。
ま、ね、このドラマのグロいところは動きが遅いので、余裕で目をつぶれるからだいじょうぶ👌
主役のジョディ・ターナー・スミス、ものすごく綺麗な女の子。
多分、彼女が主役だと思う。
このドラマは、閉鎖空間、密室で繰り広げられる会話で成り立つ心理劇の趣が濃厚。
ある意味鬱陶しいわけで、好きな人はハマる…はずだった。
しかしぃ、シリーズ化するために2つのプロットをツギハギした結果、失敗している…。
ゲームオブスローンの原作者、マーティンの中編小説を元にしたプロットと、小説に設定を借りた新たなプロット。この新たなプロットがグサグサの泥…。
小説は未読だけど、小説版に基づいたお話は、意志を持つ宇宙船と乗組員との闘い、で、なぜ意志があるのかとか、船長や美しいジョディの謎など、見せ場たっぷりだし、だから最初の数話は、胸が(心なしか大きく)膨らむ…。
小説の設定は、地球の危機を救うため、地球外生命体ヴォルクリンを探すってもの。
がっ、新たに付け加えられた脚本はさぁ、このヴォルクリンからの干渉波みたいなものがマッケン演じる科学者を狂わしていく、っつうことにしちゃったのね。
一見主人公風なオーエン・マッケンと隣はマヤ・エシェット。
このマッケンがねぇ、腹たつんだわぁ!
一応、使命を持って宇宙船に乗っているはずなのに、過去のトラウマにどっぷりんこ。
ありゃ、ラストは、もしかしたらマッケンが言うように、ヴォルクリンが過去に戻してくれる、のかもしれないけど、やっぱ、探査機のなかで缶詰の中身みたいになって1000年さまよううんじゃないのお?知らんわぁ。
マッケンの隣にいるマヤですが、良かったですー!
このマヤは、腕にコード刺してコンピューターと交信するんだけど、これは「バトルスターギャラクティカ」へのオマージュかな。
でも、ギャラクティカでは、コンピューターは有機体だったし、腕にコードを刺すサイロンは有機体ロボットなんだよ。
マヤは人間だし、なーんで腕にコードぶっ刺してPCと繋がるんや?
細かいところがあまちゃんな制作陣。
しかし、このマヤ・エシェットという女優さんは美人だと思うけど、中性的な佇まいで、不思議の国のアリスに出てきそう。むっちゃ印象的。
PCの意識と一騎打ちするマヤ
役者さんたちを見る分には堪能できます。みんな力のこもった演技でした。
各話の引きが強くて10話、あっという間に見てしまったオイラですが、そういうところは職人技が冴えわたったドラマでござんした。