赤いペディキュアの予感

 どうしたって赤色が似合わない。

 

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夏になるし、赤いペディキュアをしたい。

でもわたしは似合わない。

そこでっ、得意なはずの水色、ピンクを爪に交互に塗った。片足の完成。

Rがウロウロしている…。

「どっちの足がイイ?」と聞いてみた。

「ん。こっち。」

Rは何も色がついてない足を指差した。

 

…うぅ。予感はしてた。

 

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昔わたしは、韓国の映像界がすごくなる、と予感していた。

 

今は、もし「新しい映画」というものが生まれるなら中国からだろうと思っている。

3、4歳の頃からだと思う、母とよく映画館に行った。

今でも覚えているのは、二人の人物が話しているシーン。遠景のシーンから、ひとりずつ、交互にアップになった。

それは会話シーンのお約束、映画の文法。それが幼いわたしにはすごく違和感があって、不思議だった。だって、いきなり、観客の視線から片方の人物の視線に交互に切り替わるんだよ。変だと思わない?ま、ね。それを覚えている。

 

今わたしは、映画の文法に慣らされているけど、それは絶対的なものではないだろうと思う。

中国映画界がハリウッドや世界基準といったものに毒されず…、例えば、そうすんと、人材の宝庫のような中国で、お父さんやお母さんと一緒に見ていた中国ドラマ、お姉さんに連れて行ってもっらた中国映画、そういうものを見て育った世代から天才が現れてくる…。

\( ˆoˆ )/わーい。

 

 

ま、ね。赤いペディキュアの予感だし。