クリスマスだから

思い出してしまって。

 

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猫pさんが、教育について書かれています。わたしはあれやこれや思い出したり、ふと、教育現場は今、過渡期なのかなと思ったり。

 

 

tarokoさんの読まれた本について思い出したことがあるので書いてみます。

www.tarotaroko.com

 

 

「 お母さん自身の受容」について書かれています。ぱぱハートさんは非常に美しい文章を書かれます。時々、感激します。

papa-heart.hatenablog.jp

 

 それで、tarokopanさんの『イタズラは子供が伸びるサイン』という事なのですが、(わたしは未読ですが)、勝手に「子供の遊びやイタズラは子供を伸ばす」と推測して話を進めます。

 

あ、ウチの子供達はもう巣立ってしまいました。兄は学問の道へ進み、弟は普通の勤め人です。面白いことに弟の方は受験勉強が得意で、兄の方はダメでした。

わたしは兄の方とウマが合って二人で面白い事もいっぱいやりました。弟の方は全く手がかからなくてつまりほったらかしです。わたしはこの弟、4歳を2回、忘れました。

保育園に。

夫が出張でいないので、兄の方と一緒にイタリアンを食べに行きました。久々にとてもゆっくりできて、美味しいね!などと息子と言い合いました。

帰りの車中でわたしは叫びました。今日はどーしてこんなゆっくりできたんだろう?と思うと同時に弟の方を思い出したわけです。

わたしはきゃあきゃあ喚きながらスピードを上げましたが、それは「保育士さん、おこってるだろうな」という恐怖からです。2回やりました。

 

(念のために言っておきますが、わたしは二人を死ぬほど分け隔てなく愛しています。)

 

…話が逸れました。

えっと、それで兄の方は2、3歳の頃、10〜20センチくらいの車を押して遊ぶのが好きで、床や壁などを這わせていました。一時間くらい飽きずにやっていました。

その彼が学生のときに車の免許を取ったのですが、わたしは自分が免許を取った時に「カーブでは外側のタイヤが速く回り、内側が遅く回る」という事を読みまして、面白いなあ、と思ったことがあって、彼にそのことについて聞きました、「感激しなかったか?」と。

彼は「知っていた」と答えました。

つまり、幼児の頃の車押しの遊びです。「こんな単調な事を長時間やってるってこの子はアホちゃうか?」と心配していたんですが、得るものは得ていたようで、どうりで、必ず、車の下を覗き込んでいたはずです。 

 

 あと、これはわたしの事ですが、4、5才の頃、泥遊びが好きでした。

もう息子の子供時代にはすでに、そういう場所は無くなっていましたけど。雨上がりの土に水溜りが出来ているのが条件です。わたしは、川を作って遊びました。ヤンキー座りで、シャベルを使っているわけで、もう洋服は泥だらけ。母に叱られました。わたしは洋服を汚してはいけないんだ、と理解したと思いますが、雨上がりにはやりました。面白かったんですよ、泥水の流れや、それがシャベルで作った泥壁を壊したりするのが。

 

で、これがなんの役に立ったかというと、長い間、わたしが常識だと思っていた事柄が、案外そうでもなかった、という話なんですが…。

 

例えば、力をこう加えれば、こうなるとか、えっと、例を思い出せません。あ…ま、近いかな?車で段差のある所に侵入するとき、斜めに侵入すると車の腹を擦らない、という、これは常識かもしれませんが、それを知らなくても、直感的にそうやったりするじゃないですか?

まあ、わたしには土木技術のセンスがありましたん。(言われたんですよ、土木技術科の学生に「お前は、土建屋のセンスがある」ってね)。そん時は笑い話と思ってたけど。

 

弟の方にガーディニングを手伝わせていた時、土にこう力を加えるとこうなる、という常識だとわたしが思っていたことが、なんでも出来た彼が「いや、わからない」と言うんですよ。

 

なんだか、アホみたいなこと長々、と書いてしまったけど、子供の遊びはたぶん大事だと思う、というわたしの(いや、くだらな過ぎて、いま、恥ずかしいんですが)、思い出話でした。

 

 

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弟の方、彼が小学生か中学の時に描いた漫画。helってなに?ん、死神?

 

 

追記

lepommierさんと、tarokopanさんのコメを読んで気がつきました。お二人へのお返事がわりに、そのことを記事に追加します。

 

 

わたしは、いろんな育児ブログを読んでいて、なんて素敵なお父さんやお母さんなんだろうと思っていたんですね。

そして自分は悪い母親だったと思いました。おまけに自分の弁解にも気がついていました。(女の子だったらきっと違っていた、云々)。

 

子供が全く欲しくなかったわたしに子供ができ、子供はわたしにとって、夫への愛情の一億倍くらいの愛情の対象であって、ただ、それだけの対象であって、子育ては愚痴のオンパレードでしたね、わたしには。

 

わたしは、子供は自分にとって都合のいいように躾たし、だから、例えば、赤ん坊の彼らが水をこぼしたら、ガッツリ叱ったと思います。(コップについては初めから蓋つきストロー付きを使っていました)。

 

今のお母さんというのは涙が出るほど素敵で。自分の時間が奪われる事を厭わず、楽しんでる。

 

わたしも楽しかった事を思い出そうとして、でも本当は、そこにあったのは、自分が悪い母親だった、ということだったわけです。

まあ、冷静に考えれば良い母親の部分もあったとは思いますが。

 

子育ては、まあ、一人の人間をある程度の型にはめていく作業であるわけで、キリがないとも言えるし、いくらでも手を抜くことも出来ます…。

わたしは手抜きでしたねえ。

 

実を言えば、手を抜きすぎた次男について、「しまった。」と、つい最近、思いました…。