榊英雄監督。 2017年作。窪塚洋介と降谷建志(Dragon Ashのkj)出演。
やっばい…インフルエンザにやられたみたい。
ボーッとした頭で思った、窪塚洋介、完全復活やんか。
昔、すんごい若手俳優が出てきたなあ、と思っているうちに、彼は頭が良すぎるのか、「狂気の桜」の企画を自分で持ち込んで作り、映画見たけど、「これはヤバイんではないの」と思っていたら、そのうち9階下に彼は飛んだ…。
まあ、「絶対、自殺じゃありません」って彼は否定したけど。
その後、とても窪塚洋介が好きだったから、目に入ったら見てはいたけど、なんかなあ、と思ってた。
ところがこの映画、kj(古谷一行が父親)と出ていて、もうもう窪塚ばっか見てるわけ、わたし、ボーッとしてるんは薬のせい。
彼は何処か目の奥に虚空を抱えていて、それがチラつくときは、多分どんな役でも彼はイイ。
kjをばかやろ、と怒鳴ったり、コテコテに殴られて転がっていても、自分の猫と間違えて抱き上げた猫に齧られて、イッテ、ってゆっても、窪塚はイイ。
映画について言えば…長すぎる。柿沢と政治家のシーンをバッサリ切って、よく分からない影の存在的に描写する。30分、削れるしょ?
ラストシーンは美しい…。なぜならわたしにとってあの二人は幽霊だから。正確には一人と一匹だけど。